工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

Slot Mortise Millというホゾ孔工具(ジグ)リリース

Slot Mortise Mill前回の《Doweler》紹介に続いて第2弾、《Slot Mortise Mill》なる道具が今日届いたFWW#201に「WoodCraft」からの広告として掲載されていた(P.101)ので、さっそくチェック !
これはハンドドリルにミル刃を取り付けて、端末が丸く長いホゾ孔を開けるためのジグのようだ。
詳細はメーカーWebサイトに譲るが、作業台などに固定した被加工材にこのジグを取り付け、ガイドブッシュからミル刃を取り付けたハンドドリルで切削しながら、レバーでこのジグを直線移動させようというものらしい。
前回の《Doweler》へのコメントで紹介されたように、この《Slot Mortise Mill》が目的とする機能というものは、本来「ホリゾンタルスロットボーリングマシーン」という機械で行うものと認識しているが、これのアマチュア向けの簡便ツールという位置づけであろうか。
したがって特段、新奇性があるわけでも無いと思うが、ちょっとおもしろそう。
現在、電動工具のこのジャンルの世界にはFestool社のDominoという逸品があるが、同じ加工目的とするこの種の道具の相次ぐリリースは興味深いものがあるので、どれだけ実用性があるのか試してみたい気持ちはある。
メーカーWebサイトの画像を見た限りでは、やはりその切削精度、ホゾの長さの精度には不安があると感じるし、何よりもセッティングにおいてクランプで締め付けねばならないなど、作業性がどんなものなのか懸念が残る。
いずれYouTubeなどに作業中の動画が投稿されるかも知れないので、どなたか見つけたら教えていただけると嬉しい。
でも知らなかったのだが、このメーカー、ルーターテーブルをはじめとして、様々な周辺機器を製作しているのだね。米国の木工関連ツールの懐の深さに改めて感じ入った。
*紹介サイト
  WoodShopDemos.com
*画像(クリック拡大)はメーカー Webサイトから拝借しました。(深謝 !)

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