しかし今大会、番狂わせが多く、また見所がたくさんあり、大いに楽しんでいる。
優勝候補のイングランドが勝てない。ドイツがあろうことか、予選リーグ不敗の歴史を塗り替え敗北。北朝鮮の善戦。アメリカの善戦。
ぜひ日本チームも歴史に残るような印象的な内容で、対デンマーク戦を戦い抜いて欲しいものだ。
求められるのは攻撃のスタイルでのアーティスティックな輝きだろう。それこそがサッカーというスポーツがみせてくれる魅力であり、また並み居る強豪チームと肩を並べるための欠かせない要素だ。
本田圭佑はこの試合を「楽しめなかった」と振り返ったということだが、この悔しさを濯ぎ「楽しめた」と振り返ることのできるサッカーができれば、日本チームも進化したという総括で次へと飛翔していくことができるだろう。
YouTube、今日は3つめのFIFA W杯 公式ソング「MISIA」の「MAWARE MAWARE」(『Listen Up! The Official 2010 FIFA World Cup Album』MISIA featuring M2J + Francis Jocky より)
例年よりも幾分遅い梅雨入りとのことだが、この季節を忌む者の一人としては一日でも遅れてくれることを望んでいたというのが本音だが、日本列島に住まわせてもらっている手前、この気象から逃れられるわけでも無し、頭が重くなり、手が鈍くなり、気が滅入ってくる。
ボクは精神的な疾患を抱えているわけでもないので、滅入る程度で堪え忍ぶこともできるがわけだが、こうした過剰とも思える湿潤な大気に病を悪化させてしまう人も少なくないのではと思ったりする。
ところでボクが好んで観る映画にトラン・アン・ユン(Tran Anh Hung)というベトナムの監督のものがある。『Mui du du xanh〈邦題:青いパパイヤの香り〉』、『Mua he chieu thang dung〈邦題:夏至〉』といった名作で著名な監督だが、あの独特のめくるめく官能的で瑞々しい映像美は、まさにアジアだなぁ、とつくづく感じ入ってしまう。
この“瑞々しい”だが、これが実は“水水しい”とでも意訳したいほどにウェットな大気がもたらすところの美質なのである。