工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

「芹沢けい介が選んだ木工」展 ご案内

芹沢チラシ静岡市立芹沢けい介美術館から企画展の案内が来ていた。(“けい”は金へんに圭)
今回は「芹沢けい介が選んだ木工」とタイトルされたもので、興味をそそられる。
ポスター、チラシの掲示、掲出を、とのことなので、PDFデータに書き出し、ご覧いただくことにしよう。

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(印刷出稿生データではなく、いただいたA4チラシからのスキャン画像からのものであり、PDF本来の使い回しは効かないことをあらかじめお断りしておきたい。)

本展覧会と関連する企画展には何度か足を運び、芹沢のコレクションの傾向などはある程度掌握しているつもりだが、行くたびに新たな発見もあり、今回も期待を抱きつつ訪れてみたいと考えている。
芹沢は欧州、南アジア、北東アジア、あるいはアフリカといったように広くあまねく世界各国に足跡を残し、近代以前の民衆工藝を中心として収集してきている。
木工コレクションは他のジャンル同様、いわゆるプリミティヴアートを基調としているところから、木工藝が木工藝として自覚的に挑む対象としてではなく、呪術的に用いられるものであったり、生活レベルの雑器として作られたりしていることで、そこにはあざとさも、外連味もない、人間生活と密着したものとしての力強さを感じさせるところが良い。
近代を経て、「民衆工藝」が「民芸」として定義された頃以降の作り手からは失われつつあった原初の美しさ、力強さが見えてくるだろう。
〈ぬくもりのあるかたち ―芹沢けい介が選んだ木工 ―〉
 同時開催 小企画展「芹沢けい介の型染うちわ」展
■ 2010年6月5日(土)〜8月29日(日)
  <休館日>毎週月曜日(7/19を除く)、7/20
■ 静岡市駿河区登呂5-10-5
Phone:054-282-5522
公式サイト
[お詫び]
“芹沢けい介”が漢字表記ができません。本Blogサービスのエンコード制約によるものです。
昨夜来、無理に表記させ、一部において文字化けさせてしまっていたようです。修正してお詫びいたします。

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