ここ数週間、2個所から木工機械の処分についての相談を受けた。
年老いて、跡取りもいないので処分したい、ということではなく、いずれも中途での廃業だ。
一方の木工家とは交流もあったので起業からのいきさつはある程度知っているが、残念ながら思うような業務展開ができなくての廃業。
きれいな良い仕事をする職人だったので、全く惜しい限りだ。
ボクとは一回りも若い人で、既に半ば転業していたので、今後はこれに専念するようだ。
もう一方は知人からの情報だが、首都圏で椅子屋をしていたボクと同年代の2代目。こちらも業務展開に展望が拓けず、継続を断念するという。
自身の土地なので、しばらくは工場を解体して駐車場経営などをする予定だという。
いずれも自分たちに業務上の瑕疵があったわけではなく、昨今の伝統的なもの作り業界への逆風に抗いきれず廃業に追い込まれたものだ。無念だ。
さて、機械の処分は専門業者に依頼するのが一般的だ。
しかしこうした処分方法は買い取り価格が異常に低く抑えられるため、処分する側としては望ましいことではない。
またこうした中古機械を導入したいと望む木工所も、業者が間に入ることで高い買い物になってしまう。
そこでほとんどボランティアでの仲介をするボクのようなお人好しも必要となる。
機械のリスト、希望処分価格を出してもらい、これを希望者に斡旋する。
その後の価格交渉での仲介、機械の撤収から搬送、設置に至る調整などやや煩雑なことも含め労を執ることになる。
木工業という業種の起業は、その業務内容にもよるが工場設営のための資金、材木の手当、そして機械の導入など一定の開業資金が必要となる。
ここで問題にしている機械も相応の資金が必要だ。
もちろん木工機械というものは耐久性は高く、良い機械であれば数十年は使用に耐えられるものだ。したがって開業資金を抑えるためには中古機械の導入ということも一般に行われる。
むしろ昨今、この中古機械市場の概念も少々様変わりしているという側面もある。
木工業の産業としての衰退傾向は木工機械製造業にも及び、廃業するところも少なくない。
かつて職人からもてはやされたすばらしい機械も今や手に入れることが至難ということになる。中古機械もプレミア付きでの売買となることも少なくないようだ。
また若い起業者であれば、少しでも低価格な機械の導入を望むだろう。
こうした方々に廃業する人への橋渡しをし、ダイレクトに繋ぐことは、社会的、経済的な無駄を省くという意味からも有益だろう。
なお一つ、機械導入で自分の反省も含めてのことだが、資金がないからといって、低劣な機械を選択するということのないようアドバイスしておこう。
一度購入すれば廃業まで継続使用できるものであるので、長期的視野に立って、より良いものを選択し導入するようにしたいものだ。
業務経験が浅いとこうした鑑識眼も無いのが普通だろうから、先輩にアドバイスを受ける、信頼の置ける機械屋と仲良くなる、などといったことも必要となってこよう。
では、若い企業家に Good Luck !
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05年体制ともいうべき新たな政治体制が出現した
ファシズムが秋風の如く爽やかにやってきた
悲嘆にくれることなどラクチン。しっかりと現状を見据え、少しでも未来をたぐり寄せよう。
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