工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

台風一過の週末新宿

台風一過とはいかない風情の東京地方。
この時期の台風の過ぎ去った後は、赤とんぼが飛び交い秋の装いを強くしてくれるものだが、そうはなってくれない。湿潤で熱い空気が肌に不快だ。
明日からはまた夏の日差しが戻って来るというヤな予報。
この夏は展示会が重なり、また私事でも心騒がしい日々が続き、夏の快楽を謳歌する余裕は全くと言ってなかった。
秋を迎えれば少しは体調を整え、周囲を整備し、あらためて創作活動を開始したいと考えている。
椅子の新たな展開、小物の開発、など課題は累積しているので、受注されたものの制作と並行的に進めてかねばならない。
この度のようなクラフト展に臨むと、木の仕事以外の様々な工芸の世界に触れることで、あらたな制作意欲をかき立てられるということがあるが、今回も幾人かのクラフトマンの作品、作家に触れあうことで様々な示唆を受けることができたことは自身の作品の売り上げ以上の獲得物であったかも知れない。

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