年末の工房
今日は工房の大掃除(の、真似ごと)。
木工とは屑を出す仕事と見たり、、、などと嘯きたくなるほど、ゴミが出る仕事だ。
板を切っては端材と鋸屑が出て、削っては鉋屑が出て、研いではサンダーくずが出る。
出来るだけ工房内はキレイにしていた方が快適に、かつスムースに仕事が運ぶのは言うまでもない。
北欧の工場では完璧なまでにダスト処理のシステムが行き届いているようで、近代工場そのものだ。雑誌などで見る整頓されゴミひとつ落ちていないような工場内部の写真は決して偽装ではないようだ。
若い有能な工員を獲得するにもこうした環境は重要だろうし、木工といういわば旧世代の工業を近代的なものとして再構築するためにも、こうしたダスト管理システムは必至な要件なのだろう。
しかし、ボクの周りの木工所の卑近な例では、概して旧態依然とした決してキレイとは言えない工場が多いのが実態だ。
さて大掃除だが、1年間ほど世話になった親方のところでは大掃除の後は木工機械の1台ごとそれぞれにお供えをするのが慣わしだった。
神も仏もないうちではそのようなことはしないが、1年間世話になった機械にはお供えに代えてそれぞれダストを取り除き綺麗にしてやり、グリスアップや油を差すなどメンテナンスを施し摺動などを良くしてやり感謝の気持ちを表す。
仕事初めまで全く機械を使わないということでもなく、自宅と同じ敷地内にある工房なので、こうした時季を選んで新しいデザインの試作などで稼働させることもある。
まとまった休みがあれば、日頃できないクリエィティブな分野の業務もしたいし、Macのメンテナンスもしたい。読書もしたいし、録りためたDVDの映像も観たい。
などと小市民的幸せを人並みに味わいたいものだが、おそらくはアッという間の年末年始になり、気が付けばいつものような日常に振り回されていくのだろう。









木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
