工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

「Musical Baton」の憂鬱

今日はうっとおしい梅雨空を吹き飛ばす音楽ネタで…。とはいっても少し趣向が異なる。
Blogネット上でチェーンメール化している「Musical Baton」なるいささかいかがわしいものが「DAYS OF CHAIRS」TABULA RASAさん経由で渡されてしまったので、これについての回答と少し感想も…。
…… 嬉し恥ずかし、いや憂鬱なエントリーではある。
質問 1 Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
1.705曲 10.55GB(1部BEST盤などによる重複もある)
iTunesiTunes が標準搭載され、 iPod が身近になってからというもの、音楽の楽しみ方は激変。
室内ではMac、iTunesで駆動し、デジタルアンプを介してJBLを鳴らすというシステムが基本になっちゃった。(参照
車内ではiPodで駆動させカーステレオを楽しんでいる(参照
質問 2 Song playing right now(今聞いている曲)
キャラバン
キャラバン
ブリュノ・クーレ, 映画「キャラバン」のサウンドトラックだが、標高5.000mの高地から聞こえてくるマントラをバックにした民族音楽+西洋音楽のハーモニーは蒸し暑い夜には一服の清涼剤。(参照


質問 3 The last CD I bought(最後に買ったCD)
コシカ/ひとつしかない地球
コシカ/ひとつしかない地球
宮沢和史, Diana Arbenina, 亀田誠治, Catia Werneck, Tomek Makowiecki, Kiril Marichkov  
このアルバム以来買っていないな。iTunesのミュージックストアがスタートすると(本年度中にもスタートするといわれているが)、やはりCD購入も減るのだろうか(参照
質問 4 Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
ザ・ケルン・コンサート
ザ・ケルン・コンサート
キース・ジャレットのソロピアノでのオリジナル演奏
緊張感のなかにあっても破綻することのない集中力が輝くばかりの美しさを醸す。
個人的にはまじめにジャズピアノ演奏と向き合い始めたきっかけの盤。

My Favorite Things
My Favorite Things
若い頃はコルトレーンのナンバーを良く聴いたが、最近まで継続して聴いているのがこれ。
タイトル曲はご存じのように「サウンド・オブ・ミュージック」(リチャード・ロジャース/オスカー・ハマースタイン)の挿入歌だが、今や多くのミュージシャンが取り上げるスタンダードナンバーになっている。
Abbey Road
Abbey Road
ザ・ビートルズとしての実質的なラストアルバム。
名曲揃いと思う。Something、Here Comes the Sun、Because、Come Tougether はザ・ビートルズの、いえ60年代ロックの最高峰 ?


サティ:ジムノペディ(ザ・ベスト・オブ・サティ)
サティ:ジムノペディ(ザ・ベスト・オブ・サティ)
高橋兄妹のサティーはどれも良いが、アキさんのほうが耽溺できそう。


バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
このBlogでたびたび取り上げてきた盤なので、簡単に。
デビュー時にも同じ作品を演奏し、名盤になっているが亡くなる前年にあらためて再録音されたものがこれ。
カナダ国営放送の遺された録画での演奏のスタイルと合わせ聴くとなおグールドの独自性は理解できる。
Bachは古い ! なんていわせない、名盤。
名盤ぞろいだと思うけど、何やらどれも古色蒼然の趣だ。しかも雑多。
ほとんどボクの音楽性など停滞したまま、ということか。
これらはiTuens での再生回数のデータとは全く相関していない。
因みに車載のiPodでの最近の再生回数の多さでは「一青想 」(一青窈)だったり、「ヴォヤージュ」(アン・サリー)だったりと何故か在日アジア系女性ミュージシャンが多くなってる(ちょっとイレギュラーな回答だが)。
質問 5 Five people to whom I’m passing the baton(バトンを渡す5人)
藍 blog(器の紹介をメインに生活の楽しみ方を良く知っている達人。最近は街並み保存へフィールドを拡げている、藍さん)
伝統工芸と ともに歩む(東京、品川の桐タンス屋の旦那。業界のIT化を通した活性化に尽力する、tansuyaさん)
ストックホルムの空を見上げて(EOS 20D + Carl Zeiss を駆使し、木工修行+2人の子育てに奔走する、Ikuruさん)
日日是好日(多くの本格的趣味と社会活動で奔走する多才なブロガー、turner_kentさん)
これらの方々にお渡しいたします(喜んで受けていただける人もいれば、恨まれそうな予感も )
ルールに準じて5名にお渡しするところ事情あり4名ですがご勘弁を。


この「Musical Baton」よく分からないが発信源はオランダの某ブログコミュニティーだとか。本年初あたりから拡がり、日本には先月ぐらいから話題を呼びつつ広がる様相を見せているらしい。いずれ来るだろうとは予測していたので意外感はない。
しかしいざ自分のところに来てみると、
1、その回答の内容、
2、誰に渡すのか。
3、これって大丈夫?
などとなかなか考えは定まらない。
はらわたのぞき見される気持ち悪さと、自己顕示と…。
以前、「もし世界が100人の村だったら」というチェーンメールが世界を駆けめぐり、日本でも絵本化され出版されたことは有名な話で、こうし感動もののたチェーンメールは心温まるものだが、一方で「不幸の手紙」といった物騒なものもあるので注意したい。この「Musical Baton」はわけのわからないメール(ウィルス感染したような)を送りつけるのでもなく、単純に他人の音楽嗜好をのぞき見したい、といった程度のお気楽な遊びなのだろうから、ま、いいか、と応じた次第だ。
音楽ファンのミュージックソースはかつてはラジオのDJからというものが主流であったが、これが現在では音楽ファンが作った独自のプレイリストに頼るという傾向も出てきているという話し(参照)もあるので、このBlog企画もそうした意味合いから見れば了としよう。

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • アップありがとうございます。なにやら無理なお願いをした様で申し訳ありません。
    ま お遊びですからその辺はお許しを。

  • シンプルにさらーっと。
    カキコしますね。
    雨も上がったのでまずは
    ミニ菜園の仕事をしてきます>ログ
    ではでは。

  • 工房 悠さんからで

    工房家具の 悠さんから 先日
    Musical Baton なるものを送ってもいいかとのメールをいただき

    おや 悠さん御久しぶりです。

    なんと言っても まめなおじさんで よくやってらっしゃいますです。
    作品も ご本人も HPも バリバリしゃべるわけではないけど
    雄弁に物

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