工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

「思いやり パッシング運動」

秋の全国交通安全運動週間期間中ですね。(9/21〜)
今日は運転免許の更新のための講習で地元の警察署に出掛けた。
講習担当の講師は恐らくは県警交通課の職員が退職後「安全協会」などに所属して職に当たっているのだろうが、眠さを堪えるのが難しい講義だった。
安全運転への専門的知識はおありなのだろうけれど、講師としての指導力にはいささか疑問を呈さねばならない。
ただ1点。目をぱちくりさせられることがあった。
現在、静岡県警では「思いやり パッシング運動」というものを実施しているのだそうだ。
俳優 藤岡弘さんを起用して静岡県限定のCMもやっているらしい(ボクはほとんどTVを観ないのでこのCMは観たことがない)。
県下の皆さんご存じでしたか?


簡単にその運動について触れますと…、

静岡県では昨年、横断歩道上で交通事故に遭って死亡された高齢者が19人に上り、大阪府に次いで全国ワースト2位でした。
静岡県警では、横断歩道での安全確保のため、横断歩道を渡る人を見つけた時、車を運転する人がライトをパッシング(短い時間で点滅させる行為)し、対向車に歩行者の存在を知らせる「思いやりパッシング運動」を推進しています。(静岡県広報のサイトより)

とのこと。
ボクはかねてから信号機のない横断歩道の交通マナーについては疑念を抱いてきた。
本サイトにおける過去の関連記事
なかなか抜本的な改善策が見いだせない中、自身の運転においては信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合は常に停止するようにしてきた。
また歩行者の立場の場合は、全く停止しようとしない車両に対して横断歩道であることを大仰に指し示し、強引に渡ろうとすることで注意を喚起したりもしてきた。
でもなかなかこうした個人的運動では実質的啓蒙にはならないのが実態だろう。
そこでこうした県警の運動はまずは賛意を示したいと思う。
件の講師に訊ねたところ、まだ静岡県のみの運動のようだが、この運動を推進させ、少しでも成果を挙げることで、ぜひ他県へと運動を浸透させて行ければと思う。
必ずしも「パッシング」というものが絶対にして唯一の対策ではないかも知れないが、1つの有効な試みとして推進させる意味は少なくないだろう。
しかし大阪での運転マナーが荒っぽいという定説は揺るがないにしても、静岡県がそれに次ぐというのも何だね〜。困ったものだ。
閑話休題
大阪の皆さん、阪神ファンの皆さん 阪神タイガース 優勝オメデトウ !!!
関連Webサイト

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • テレビやラジオで盛んにCMをしてますよ。
    とにかく安全運転を!歩行者におもいやりを。
    ですね。

  • kentさん ようこそ
    >テレビやラジオで盛んにCMをしてますよ。
    そうですか。ではかなり効果が期待できそうですね

  • ブログ拝見しました。横断歩道のマナーは私も全く
    同感で、同じようなキャンペーンを都内で一人で
    実施中です。
    これに関連した記事も今後載せる予定です。

  • ミルガイさん 初めての方だとお見受けしましたがコメント感謝です。
    >キャンペーンを都内で一人で実施中です。
    すばらしいですね。
    しかしパッシングそのものの意味が多様ですので、お一人での実践は困難が伴うことが多いかも知れませんよ。ほとんどのドライバーがその意味(横断中の歩行者がいるぞー !! )を理解していない環境ではね。
    どうぞ啓蒙的な意味相いからも重要なことですので気をつけながらがんばってください。
    ボクは歩行者の場合、止まろうとしない車(ほとんどがそうですが…)に対しては実力行使します。→そのドライバーを睨み付け、大仰に横断歩道の白線を指さしながら、強引に渡ります。
    相手車両はびっくりして止まろうとしますが、中にはその意思を理解せず、わめき立てるドライバーもいますね。
    ミルガイさんの記事掲載を楽しみにしています。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.