工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

DOMINO(ドミノ)も活用しなきゃ

DOMINO
顧客から預かったごっつい枠ものがあった。
何か家具として使えるようにして欲しい、との要望。
3寸板で1,5尺×2尺ほどの外寸。
サイズからすれば1〜2人用の酒卓、花台のようなもの。
要するに枠だけなので、これに天板を落とし込み、脚を付けることで何とかそれらしくなるだろう。
というわけで、まず枠を再生。
留めは切れ、相当の歪みが出ているので、いったん解体し、それぞれ基準面を出し、厚みを揃え、留めを切り直す。
貫通のほぞが付いているので、やややっかいな作業になったが再生する。
次に脚部を新たに制作し、これを取り付けるのだが、ほぞをDOMINOで穿つことにした。
枠を接着し、仕上げた後に枘加工を行うのだが、これだけのボリュームで、しかも45°の方向であるので、DOMINOの方が加工性は良い、との判断からだ。
DOMINOの最大の10mm×50mmのダボを2個用いる。
この場合、留めの接合を強めるために、2枚のダボは締まるように位置調整を行うのがキモかな。(脚部の2つの枘位置を枠よりもやや狭くする。逆になると留めが切れる)   

.:*:・☆.:*:・’゜’・ .:*:・☆.:*:・’゜’・ .:*:・☆.:*:・

お天気レーダーをチェックすると南洋諸島、青森を除けば雲がない。
梅雨前線は日本列島からはるかかなたの南方に停滞。
梅雨も中休みというところか。
週間予報でも、暫くは雨もない日が続くようだ。
ありがたいとは思うものの、農作物への悪影響を懸念したりするのも、やや身勝手なものではある。ほどほどに、梅雨らしく推移してもらおう。

《関連すると思われる記事》

                   
    

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.