工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

FESTOOLのシステナーという収納、運搬システム

FESTOOL社の電動工具はうちでの稼働はたった2種。
しかし電動工具の近年における導入としては集中している。
電動工具のストレージは、手加工の作業場の壁いっぱい、4間にわたり設置した収納チェストの一部に収めているのだが、既に余裕はない。
そのためFESTOOLマシンはホームレス状態。
とは言っても購入時に無条件に付いてくる筐体に納まっている。
「システナー」というFESTOOL社の電動工具のほとんど全てに共通する仕様の筐体だ。
これは約40×30cmの大きさの駆体に個別の容量に合わせた深さのものだが、4つのクリップにより、いくつもビルドアップすることが可能なものとなっている。
すなわち、“SYSTAINER”という名称の通り、シスマティックなストレージとなっている。
SYSTAINER
せっかくだからこれは可搬型にしたいもの。
無論FESTOOL社にはいくつかのパターンの既製品の可搬型ベースがある。
これを購入すれば済むことだが、同社の内外価格差の障壁を打ち破る自信など無い。
そんなもの自作すれば良いだろう。
というわけで、ちょちょっと作ってしまった。(今風にはサクッと、って言えばよいの?)
ま、ただの枠にこの“SYSTAINER”を固定する4本のツノを立て、キャスターを付けるだけ。
快適に工房内を搬送でき、なぜか少しHappy !

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岩手・宮城内陸地震 被災地域の方々、被災者にお見舞い申し上げます。
今朝ラジオを掛けながら鉋掛けしていたら、NHKから「緊急地震速報」が報じられ、びっくりしてTVの前に立ち、暫くはモニターに釘付けになってしまった。
最初は情報もあまりなく放送局周囲の無事を知らせるものだけであったものが、徐々に被災地域からの情報が集まり始まり、緊張も増大する一方。
どうも地震エネルギーは阪神淡路大震災クラスのもので、映像が伝える山の崩壊などはすさまじい破壊力を見せつけている。
大規模の天災の前には人は空しいほどに非力。
しかし針葉樹の植林によって、法面の崩落がおきやすいことは知られたことであり、また留まることを知らない森林開発、道路建設は、より震災の被害を受けやすいという側面もあるだろう。
あるいはまた「緊急地震速報」といった予知の難しさは今回もその限界を露呈した。
地震予知研究への膨大な予算措置よりも、実は耐震対策の方を優先させた方が合理的なのではないのかという識者の懸念には、やはり同意せざるを得ないことをあらためて今回の地震により、意を強くした。
ボクは宮城県の生まれでもあるが、幸いにして親戚縁者の被災はなかったようだし、またこの地域の木工関係者で知人はいない。
本BlogのLink先のクラフト藍さんは盛岡市内。
メールでお見舞いを送ったが、とりあえずは大きな被災はなかったとのこと。
少し安堵。

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