工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

出羽桜を一献

酒かろうじて夕刻の東の空におぼろげで幻想的な姿の満月が上がったが、間もなく厚い雲に覆われてしまった。
明日は寒くなりそうだ。
そして酒屋に立ち寄り、今年も《出羽桜 出羽燦々 無濾過生原酒》(純米吟醸)。
搾りたての新酒だ。
原酒なので確かに重厚ではあるが、フルーティーで、旨みが凝縮している。
初めて口にしたときのあの感動がまたもや蘇る。
生原酒であるので冬季限定になってしまうが、それがまた希少性を付与し、時機到来を待ち望む楽しみを与えてくれるのが良い。
今日は10数枚の座板の座刳り作業を進めたのだが、肩が上がらないほどに疲労がたまった。
出羽桜はこの疲れ切った五臓六腑に染み入るように身体を充たし心地よい。
実は今回は地元の地酒をと、密かにねらっていたのだが、入手できずこちらになった。
次回は何とかして手に入れたい。今年のの洞爺湖G8サミットに日本酒を代表する銘柄として公式晩餐会に用いられた静岡の地酒。

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