工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

梅雨はどこへ? ビールには海老の唐揚げを

川海老
梅雨入りと言われた日は確かに豪雨に見舞われ、いよいよか、と諦観を決め込んだが、その覚悟も束の間、翌日からはカラッとした晴れ、晴れ、晴れ。
おかげで今日は大きなキャビネットの本体を組むことが出来た。
湿潤な状況下での組み立ては御法度だからね。
ニュースでは湿度が6%まで下がりフェーン現象になったところもあったという。
湿度6%というのは果たして人間がまともに呼吸できる環境なのだろうかと思いやってみたが、カサカサになった肌を想像できるぐらいで、理解を超えたものだ。
恒例の週末買い出しで、鮮食をいろいろと買いそろえてきたが、その中から今夕の献立としては川海老の良いものが安価に並べられていたのでこれから使うことにした。
一般に日本で流通している川海老と言えば中国産がほとんどのようだが、これは近隣のものらしい。
脚は取り去り、背わたを抜き取り、ただし頭も含め甲殻はそのまま。
塩コショウ、そして酒を振りかけ、しばらく味を馴染ませる。
その後水気を切り、スターチを入れたビニール袋の中に放り込みフリフリ。
やや高めに熱したサラダ油で、サッと揚げる。
こうした柔らかい身の魚介類は高温、短時間、がキホン。
実に旨い。
甲殻類特有の香りが唐揚げにすることでより引き立ち、身は小なれど海老固有の味が頬を緩ませる。
海老は人並みに好物であるが、10数年前からスーパーなどで買うことはまず無い。
抗生物質浸けで怖くて手が出ない。
また南の諸国での日本の業者、日本人の資源収奪を知ってからと言うもの、これに与することを良しとしない以上、顔を背けてしまう。
でも今回のように近隣で採取された健康なものがまだまだ入手できるのはうれしいね。
実はこの海老の隣りにかぼちゃ大ほどの大きさの牡蠣があった。いわゆるイワガキだね。
手が伸びようとしたのだが、如何せんあまりに高価(1,000円/個)
いや、やっぱり買ってくるべきだったかな。

海老の器は小鹿田焼

*海老に関するお奨めの良書がある
エビと日本人村井 吉敬
クォータリー あっと 5号 オルター・トレードジャパン『at』編集室

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  • おいしそ〜
    素材を活かして お料理もお上手なのですね
    最近 岩ガキよく見るようになりました
    ちょっとしたこだわりのある魚店で並んでいます

  • kokoniさん、牡蠣はお好きですか。
    都内にはオイスターバーがあるようですが、Rの付かない時季はどうしているのでしょう。
    岩ガキが楽しめるのでしたら、立ち寄ってみたいな。極上の白ワインとともに…。

  • おいしそうですね〜。
    ビールがすすみそう。
    しかし数年前、えびアレルギーであることが発覚し
    それ以降なるべく控えるようにしています^^;
    医者の判断ではないのですが、
    甘エビを食べると喉が痒くなったり、
    皮むきをすると手が真っ赤になり痒くなることが続いたので、
    どうやらアレルギーかと。。。
    火が通っているものなら1,2匹は食べるのですが
    残りはエビ好きの妻がたいらげてくれます。
    塩コショウの利いたエビとビール!
    おいしそうだな〜

  • 澤田さん、アレルギーということであれば断念やむなしですね。
    甲殻類がダメな方は意外に多くいらっしゃるようです。
    必須栄養食品でもありませんし、いくらでも他の魅力的な素材がありますので食を楽しみたいものですね。

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