工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

梅雨入り間近

モンシロチョウ
九州南部、四国地方から梅雨入りの報。
当地の平均的な梅雨入りは6月8〜10日頃。
あと2週間ほどだ。
画像は梅雨入り前に栄養補給をと、庭の花々の周りを飛翔するモンシロチョウ。
花はラベンダー
梅雨入り前に何とかいくつかの制作の見通しをと、スケジュールしたものも滞ることもなく予定通りに進捗している。
梅雨は極東に広く見られる気象現象。
地球各地に見られる雨季とは異なり、しとしと、じめじめとした大気と細い雨脚が特徴だが、これも日本の風土、ひいては日本人のエトスへのなにがしかの影響を与えていると言って間違いないだろう。
梅雨のない北海道の人々の気質は、やはり少し本州以南の人々とは違って見えるのはボクだけだろうか。
心臓の芯まで、あるいは脳髄までもがカビで侵されそうなこの季節。
北海道に移住する勇気もないボクにとっては受難の季節である。
今週初めのNHK「クローズアップ現代」は「シリーズ“水危機”」として、バングラデシュでの地球温暖化による海面上昇が井戸水を侵し、アメリカ南部、オーストラリアの干ばつは水の奪い合いへと発展している現状などが報告されていた。
森と水の島、日本列島の豊かさをあらためて考えれば梅雨の禍々しさを呪うのは、やはりとんでもない悪態でしかないということだ。

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • お、いいねえ。蝶の姿がきいてる。引き締まった。
    きのう東京にきた。新橋から半蔵門、一番町まであるいた。
    これぐらいの道のりは、まったく苦にならない。
    特許庁の近くに、いつも機動隊の装甲車が停まっていて、
    排気ガスを撒き散らし、CO2濃度をあげている。やめろ。
    首相官邸のまわりは警官だらけ。この辺をあるくと、棒ではなく警官に当たるので、犬もあるかない。一匹も。
    そこで一句:
    永田町犬もあるかずさびしきや
    議事堂から国会図書館の横をとおり、最高裁のほうへ坂をおりる。梅雨にはいり、道ばたにアジサイが咲いている。おもわず、足をとめた。深い青の花の色が、なんともいえない。
    そこで一句:
    紫陽花や国立劇場前に咲き
    東京といえば、味気ない都会と思われているけれど、
    その気になれば、いくらでも句の材料はみつけられる。
    ただし、立ち止まりすぎると、警官が寄ってくるけどね。
    じゃ、またね。

  • 都心の緑の多さは、良く語られることの多い1つです。
    今日の記事の上野の森はその代表例ですね。
    千代田区1丁目1番地周囲(皇居のこと)は、また格別。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.