Archive for the ‘材種、素材’ Category

玉杢・ケヤキの卓

うちではほとんどと言ってケヤキで家具を作るということはない。 あまり好まないからなのだが、どうしてかと言えば、日本の木工芸において、ケヤキはある種、絶対的なイコン。特有の材種であることへの忌避があるからだね。 絶対的なイ […]

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CLARO (クラロ)ウォールナット その表情

CLAROという樹種、過去何度か紹介してきたが、今日はここ数回取り上げてきた卓に用いた甲板を事例として、その表情に迫ってみよう。 まずWebサイト「工房 悠」に残した樹種解説のテキストから再掲してみよう。 ブラックウォー […]

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CLAROウォールナットで李朝棚を

濃色材で李朝家具という冒険 ブラックウォールナットを主材とし、クラロウォールナットを正面扉に用いた二層の〈李朝棚〉。 納品後に許諾が得られればあらためて紹介させていただくとして、今日の画像は斜め上からのショット1枚だけで […]

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ウォールナット材、またもや弾丸が

フラッシュ構造で作られた戸板。 この枠材から突然弾丸が現れた。 作業者の自分に打ち込まれたものであるかのような衝撃と痛痒。 ランバーコアの芯材を15 × 20mmの断面を持つブラックウォールナット材が取り囲み、フェイスが […]

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フリッチ、語彙としての誤りについて(お詫びと訂正)

前々回のエントリ「フリッチからはじめよ」について、このタイトルの「フリッチ」(Flitch)ですが、語彙として誤りです。 本来はコメントを寄せていただいたたいすけさんが用いた「plank」(厚板)、あるいは「塊」が適切な […]

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「2011アメリカ広葉樹アーキテクトセミナー in 浜松」に参加して

こうしたセミナーを良く知る人に聞けば、これほどに参加者が多いのもめずらしい、と感嘆させた100名を超える満席の聴衆の一人になった。 この種の講演会、研修会に出るのはさほど熱心ではなく、しかも6月は直接的な業務の繁忙もさる […]

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可もなく不可もなく(チェリーの製材)

もっと早くやっておくべきだったが、いくつかの理由で、梅雨間近のこんな時期になってしまった。 さほどの太さのものではなかったが、ストーンとした素直な樹形でもあったので、勧められるままに買ってしまった。 3本のチェリー材の製 […]

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天然乾燥材からの木取り

先週から新たな家具制作に取り掛かっているが、まずは木取りということで倉庫と工房をいったりきたり。 以前の倉庫は車で10分ほど走らせねばたどり着けなかったが、一昨年に引っ越ししてからはわずかに500mと短縮されたので、材料 […]

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ブラックウォールナットを後ろから撃たないで !

ブラックウォールナットの木取りはワクワクさせられることが多い。 倉庫から引きずり出した状態ではなかなか分からないが、一皮剥くと例えようもないほどの色調豊かな杢を拝むことも少なくない。 ところがこのウォールナット、この樹種 […]

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魅惑のブラックウォールナットで

定まらぬ気象。三寒四温という奴で、春への移ろいであればそれも受け入れよう。 デスクの脚部も完成したので、乾燥した天候の下、塗装を進めている。 甲板はまだ木取りもしていないのだが‥‥。 これは原木から製材し、天乾(天然乾燥 […]

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