職業としての家具作りについて(6)
前回は[家具作家に準ずる木工家]という項が途中だった。
引き続き[家具作家に準ずる木工家]の抱える問題とその打開の道筋について考えていく。
前回も述べたようにこのカテゴリーにおいては従事する人も多く、一方での既製家具との競合もあるので、生存競争も激しくなるのは必至。
「…田舎暮らしのために木工でもやろうかと訓練校に通い……とりあえず家具と言われるものは製作できるだろうから、身内の人たちから受注して製作していくことになる…」などという営業もたちまちのうちに底の浅さが露呈してしまうことになる。
その後本格的に外の社会の厳しい風に晒されて、世間の風は冷たいね〜、とあらぬ恨みを募らせてもお門違いでしかない。
さて、競合する木工家が製作する家具、既製家具にうち勝ち、生き残る術の核心は何か。ボクには答えようがない、というのが正直なところ。これを明確に示すことができるようであればボク自身の苦労もこんなに多くはないだろう。
そもそも誰が読んでくれるかも分からないこのような無為に近い論考を書き連ねるのも、自分の体たらくをあらためて俎上にし検証することで少しは向上への契機になるのではというはかない期待があるからだ。
そんなボクではあっても経験則から、あるいは常識的なところからでもいくつかのことは提示できるかも知れない。
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今日は雑誌取材があり、納品されたものを撮影したいというので、県内西部地区の顧客宅へ出向いた。5年ほど前に納品させて頂いたものがメインで、その後数点追加受注を受けた顧客だったが、県内とはいえ80Kmという距離もあり、交流は決して頻繁ではない顧客の1人で、久々の訪問だった。
時としてプロの職人も間違うことはある。
木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
