「木」の大学講座 2015 「樹木と人間・動物のかかわり」〜ブナの時間・トチの時間〜(その3)
承前)
志津倉山 フィールドワーク、ブナ林探訪
講座2日目のフィールドワークにつき、もう少し紹介させていただきます。
登山口まで、三島町中心部から約12kmをバスでの送迎。
途中淺岐(あさまた)の集落を抜けていくのですが、前回の訪問の際はこの集落の民家に宿泊させていただいたものです。
家主のヒロロ編み組の練達(工芸家と言わねばならないのかも知れませんが、土着の気安いお姐さん、といった風)であったハナコさんは数年前に物故者となり、墓前にも詣らずでのスルーは不届きものの汚名を甘んじねばならず、辛いものがありました。
近年、この志津倉山(標高1,234m)への登山は地元林業家などによる整備も進み、中級者向けの手頃なコースとなっているようで、今回は登山が目的でも無かったため、本来であれば2時間ほどのトレッキングコースを、ポイント、ポイントでの植生や民話などを交えた詳細な解説を受けつつ、昼食を挟み4時間ほど掛けてトレッキングさせていただきました。
途中、この梅雨の雨でぬかるんでいたり、盛り上がった太い根っこが濡れ、滑りやすかったりと、難儀なポイントもありましたが、グリップの効くシューズを履けば、どなたでも楽しめるコースです。
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