食後Macの前に座り、急ぎのデスクワークが無い限り少しの時間いくつかの決まったサイトを中心にネットサーフィンするのが日課となって久しいが、ここ数年はRSSフィード+RSSリーダーのおかげでこの日課もずいぶんと合理的になり、短時間に済ますことが出来るようになった。
RSSリーダーにブックマークしているのが約250ほどだが、更新されていても見に行くのはその一部でしかない。なお木工関連では50ほどブックマークしてはいるがやはり実際にいくのは数カ所ほど。
最近iPhoneにもこれに対応するRSSリーダーをインストールしたので、外出時にもチェック可能となった。
ニュースサイトも含め、リードだけが一覧表示されるので、とても効率が良い。iPhoneのような3.5″という小さなモニターで読むというのもいささか辛いものがあるからね。
さてところで、Blogというスタイルではなく、Webサイトのダイアリー風のページを持っているサイトをお邪魔することもあるが、知人木工家のOさんのサイトもそれにあたる。
週1の頻度で更新されているダイアリーは彼の近況報告であるし、業務(木工)以外のことも多く、それだけにまたパーソナリティーが見え隠れし、読ませてくれる。
彼とは同じ訓練校を出自とし指導教官も一緒だったようで、共通項も多いことでの親しさを感じるからなのかもしれない。
今日は、彼のサイトのダイアリーの他のページを覗いてみたら、「木取り」の話しがupされていた。
木取りの重要さを彼自身の経験と民芸家具の木取り専門職人から聞いた話しとして構成されていた。
その内容はほとんど同意できるものであるし、良く整理され、説得性もあり、楽しく読ませてくれた。
これには実は固有の理由があったりするからなのだが⤴ (尻上がりに‥‥)
実はボクは松本民藝家具傘下の1つの木工所の門を叩いた時、まず配属されたのがこの木取りのセクションだった。
1.1寸〜1.6寸などの板厚のミズメ樺の大きな板を倉庫から運び入れ、ギャオ〜ッとうなり続けるリップソーにぶち込み、荒材で搬送が不調の時はめいっぱいの両腕の力で押し込む。
ちょっとミスると、先輩職人からはバットのような棒で頭にコツンと見舞われる。
そんな日々が続き、親方から上に上がってみるか、と当て台が並べてある方を指さされるまでの約半年間、木取りセクションでの過酷な日々が続いた。
今にして思えば、都会からやってきた生っちょろい若者がそうした過酷な作業現場で果たして耐えられるものなのか、テストされていたのかも知れない。
以前この当時の思いを記したこともあったように記憶しているが、その業務内容は若かった当時の体力でも、とても過酷なものだった。腕はパンパンに腫れ上がり、床に着くとビンビンと痺れが始まり、寝付くことさえ難儀だった。
また翌朝起きようとしても腰は起ちあがることが困難なほどに痛めつけられていた。
まさに木工という世界における洗礼は、ボクにとって過酷なものとして刻印されたのであった。
しかし木工という全く未知の世界に入ったボクにとっては、そうした過酷な労働も決して忌避される対象ではなく、人間の活動というものの本質の1つを掴みつつあるのだという認識(自意識)は強くあり、また木取りという木工家具制作の重要な工程を先輩職人に厳しく教えられることで、まさに身体で覚えさせられるという貴重な体験でもあったのだ(とは言ってみたが、そうしたことを本質的な意味において気付かされるのはその後かなりの時間を要したのだったが‥‥)。
(ちょっとこの先の話しもあり、長くなるので次回に続く)
週末なのでYouTubeから何か‥‥、とJazzのボクの師匠から教えてもらった「Ann Burton」あたりをと探してみたが、既に鬼籍の人。残念だが動画はなかった。
代わりに、というのも何だが「Ann Salley」で !
やはり服部良一は良い。