《小型ノギス》木工加工向けのカスタマイズ
ノギスの先端・ジョーのカスタマイズ化
木工作業における小型ノギスですが、使い始める前のカスタム化について少し触れておきましょう。
小型ノギスを木工加工作業で用いる場合、買い求めた時の状態では使い勝手は良くありません。
木工作業における小型ノギスの用途も様々です。
その中でも部材断面の寸法を計測するケースが多いと思いますが、次いで多い測定対象は枘加工での枘の寸法ではないでしょうか。
そこでここでは枘の寸法を計測する際のノギスについて考えて見たいと思います。
丸鋸昇降盤での枘加工のような事例では、カットした鋸のアサリ部位にノギスのジョーを挿入し、その厚み、幅などを計測することがよくあると思います。
枘を加工し終えれば、厚みも幅も容易に測定できますが、加工途上では鋸を入れたアサリ幅の溝(2.2〜3.0mm)があるだけで、ここにノギスを挿入して計測しようとしても、そのままではノギスのジョー先端はアサリ溝幅より大きいために挿入できません。
そこでこの丸鋸による切削で付けられた溝に挿入可能なところまでジョー先端を切除せねばなりません。
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