器のためのミズメのチェスト
先日来制作していた器のチェスト、塗装もほぼ最終段階。
この依頼者は器のコレクションをしており、これを納めるためのチェストとして設計。
最上部の浅い抽斗はシルバーを整理するため、細かく仕切られる。
抽斗は半被せ。インセットで隙間が空くことを嫌った。
またフルエクステンションのスライドレールを用いる。
器の収納ともなるとかなりの重量になるためである。
こうした框組構造でのチェストは自家薬籠中のもので、全てがスムースに運んだが、最後思わぬ伏兵に悩まされることになった。

塗装も終わり、スライドレールを取り付けて仕込もうとしたのだが、いくつかの抽斗がとても堅く入って行かない。スライドレールの嵌め合いがおかしい。
抽斗から金具を取り外し、単体でテストするも、同様にやはり堅い。
あらためてレールをつぶさに見るも、これといった変形があるわけでもなく、判然としないな不具合だった。
販売店に訊ねても、お前はクレーマーか、と言った雰囲気の応対で埒があかない。
何とか自力更生で行うしかないと、あらためて検証。
思わぬ事が原因だった。
Lotが異なることで、嵌め合いに違いがあったのだ。





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