工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

「私の椅子展 」ご案内

山の上1
「山の上ギャラリー」での「私の椅子展」がスタートしました。
会場周囲の鬱蒼とした茂みから聞こえる蝉時雨の主はヒグラシです。
もう暦は立秋なのですね。
ギャラリーの立地環境、その建築様式、設え、など、その空間は、木工家具の展示場としては、恐らくは最も望ましいスタイル、品質を誇るところではないかと思います。
これは会場のイメージだけでに留まらず、企画力、企画ポリシー、運営力等々、総合的な力量における評価と言って良いでしょう。
開催も夏休みの時期と重なりますので、ちょっとした避暑がてらにお出掛けいただけるのではないでしょうか。
実は今日も会場北側に大きく開かれた窓から望める木々には、枝から枝へと動き回るリスの姿を捉えることができましたが、ちょっと信じがたいほどの静謐さの中に佇む異空間といった感じです。
なお、この「山の上ギャラリー」は「九つ井」(ここのついど)という蕎麦屋の傘下での経営となりますが、ギャラリー施設は蕎麦屋本店にも近く、蕎麦っ喰いにはそちらでも楽しめるという環境にあります。
先日久々に堪能させていただきましたが、相変わらず良い蕎麦を打ってくれます。
今回の「私の椅子展 ?」の出展者は以下の7名です。
谷進一郎/藤井慎介/高橋三太郎/デニス・ヤング/井崎正治/般若芳行/杉山裕次郎
良質で優れた木工をされる著名な木工家揃いの中にあって、場を汚すように収まっている杉山ですが、数脚の新作を含め、展示させてもらっています。
どうぞお出掛けいただき、お気に入りの1脚を探してみてください。
山の上4なお、私は以下の予定で会場での立ち会いを行います。
08/22、09/19、09/23
08/22、は「Gallery Talk 作家を囲んで」という企画もあります。(事前予約が必要)
*画像
Top:会場内ひとこま(Dennisさんと杉山の椅子)
中:ギャラリー施設隣の畑で
下:会場全景
山の上2
【私の椅子展 ?】
大きな地図で見る
■ 会場:山の上ギャラリー
    横浜市戸塚区小雀町644-2
    phone 045-852-8855
■ 会期:8月8日(土)― 9月23日(祝・水)
    11:00〜17:00 祝日を除く月・火曜日休廊
山の上ギャラリー

夏の日射し

真夏の強い日射しがよしず越しに射す工房内は過酷な環境ではあるものの、これまでの連日の雨による湿潤な環境と較べれば、感謝したいほどのありがたさ。
“梅雨明け10日”(梅雨明け後10日間は安定した晴れの日が続くという伝え)とはいかないようで、明日からまた崩れるとの予報もあるが、この2日間の晴れは最後の追い込み状況にあるわが工房にあって恵みのお天気だった。
椅子の脚のホゾを指し、組み上げ、メチ払いをして、塗装する。
これらの他愛ない工程も、この気象条件あってのもの。
しかし‥‥‥、この夏の異常と形容せねば理解できない気象。
果たしてあの暑い夏はどこへいったのさ、と訝りたくなるのは、湿潤な大気がもたらす業務への影響を指してのことだけではない。
夏休みを迎えての子供達が海へ、川へ、山へと向かう勢いを削いでしまうことの気の毒さを考える。
昨今の子供達の日常は、詰め込み授業と、校門を出てからも塾通い、あるいはゲーム、ケータイなどバーチャルな世界に耽溺してしまうという状況であるらしい。
せめてこの夏休みぐらいは、ゲーム機、ケータイから離れ、日常の世界から抜け出し、謂わば本来の子ども世界を回復するための貴重な時間を与えてやる時季とつくづく思う。
クワガタ、カブトムシなどがデパートで売り買いされるという、いびつで仮想的な子ども世界から逃避し、明けやらぬ早朝、近くの里山へ向かい蝉の羽化を待ちかまえ、あるいは麦ワラ帽子を被り(そんなもの今はない?)、網を手に川へともぐり、うぐいを掴まえ、はたまた隣町の少年達と取っ組み合いの喧嘩をする。
ともかくも、自身の脚と目で自然と交歓しあい、あるいはまた肉体のぶつかり合いでの痛さ、悔しさ、嬉しさを存分に体験させられる機会が、こうしたスカッとした夏空で下ならではのもの。
ボクが手先の器用さというものが養われたとするならば、10歳前後の頃、「肥後の守」をポケットに忍ばせて、友と里山を駆けめぐったことに、その源を求めることができると思うし、また自然界の豊かさ、あるいは人間社会が自然界の一部として柔らかく包摂されていることの実感というものを無意識の中に、身体感覚として備わってきたのも、この夏休みというものから与えられたものだったと言えるだろう。
民主党の教育関連マニフェストがどうなっているか詳らかにしないが、夏休みだけはたっぷりと与えて欲しいですね。
基礎教育は普段の授業でびしっと学び、夏休みは日常から解放させてやるという、メリハリを付けた戦略でやってもらおう。
(夏休みは受験戦争の現在では塾通いで追いまくられているのが実態だって?、そんなしょうもないことを‥‥‥)
拓郎、体調が懸念されるようだが、「夏休み」はこの拓郎のものを嚆矢とする ? かな
では皆さま、最後になりましたが‥‥、
 暑中お見舞い申し上げます

夢と現(うつつ)の距離

日曜日なので、ということでもないが、ちょっと夢のある?話しでも。
いえ、今日の夢は「政権交代」などというような大層な夢などではなく(大言壮語ではなく、実現間近であることは必至ではありますが)、寝床での夢うつつ(うつつ ≒ 現)の効用について。
木工への道に進み、修行時代から、工房を構え、日々精進を重ねつつ、力量ををため込めつつあったころ、床に着けば、まだ身体が木工職人のそれとして鍛えられていない段階の症状、腕のしびれが寝付くのを阻害し、あるいは過度な疲労で暁を覚えないという頃のことだが、床に着くという状況は、実は単に休息を摂り、翌日へ向けての心身の再生を図るということ留まらない、有用な意味があった。
翌日の加工プロセスを夢うつつにシュミレーションするのが意識外での日課だったのだ。
無論、仕事を終え、食事を摂り、デスクを前にし翌日の業務プロセスを構想することは日課であった。
しかしここでの夢うつつでのシュミレーションというのは、これとは異なり、まさに日常から放たれ、床に着くという特殊な状況下での話しだ。
さして意識している積もりではないのだが、しかし脳髄のある部位では翌日の加工プロセスであったり、懸案の事柄の解を求めて実はフル稼働しているというのが実態であるようなのだった。
つまり、デスクを前にして最善の手法を編み出している積もりであったが、実は夢うつつの状況下にある特異な環境での思考の方がより良質で、クールな手法を編み出すということが少なくない数で体験するということがあった。
これは一体何を意味するのか。
覚醒時にあるボクの脳髄の働きは凡庸で、レム睡眠のような状況下の方が、より高度な分析力、洞察力を産み出す力を発揮しうる、というこの現実は、どのように理解すればよいのだろうか。
なぜこんなことを思い出したのかと言えば、最近もそうしたことが比較的頻繁に起きるから。
つまり日常のありふれた事象の1つとなっていることについて、あらためてその本質を考えているということだ。
若い頃、フロイトについて学習したこともあったが、こうした有用な夢と現の間というものを、少しまじめにあらためて考えてみようかと思う。
この腐朽する日本で「政権交代」というものが指呼の間にたぐり寄せられているという、ちょっと昔では夢のような話しさえ現実味を帯びてきたことを考えれば、意外と夢と現実というものは、実は交錯しながら現れてくるものなのだろうか。
いや、この社会事象というものは、やはり「ミネルバのフクロウ」の格言のように、機が熟さねば現実化はしないというのが、真理であろう。
一方業務において、より高度な解を編み出すことを夢うつつの状況下に求めようと考えるならば、それはやはり、どれだけ対象に肉薄しているのか、ということに尽きるというのが、凡庸な頭脳のボクの理解ということになるだろうね。

頂いたコメントについて

キリギリスさんがどのような立場の方か存じませんが、記述内容から拝察しますれば、木工のこうした教育現場に深く関わる方、あるいはよく知る立場にある方とお見受けします。
まず冒頭申し上げますが、当Blogコメント欄は対立する立場の方々による議論の場として提供しているものではありません。
これはこのBlog運営上の基本的な考えです。
このBlogはあくまでも私個人の業務に関わる内容を核とし、それに派生する様々な事象について記述し、広く公開しているものです。
またあくまでも個人の責任の範囲で発信するものでしかありません。(個人Blogのそもそもの性格はそうしたもの)
また本件が対象とする記事は木工技能の修得のために設けられている様々な機関、施設に関する情報を集約して提供するものです。
しかし個別具体的な教育内容にまで立ち入り、これを評価するということはしていません。
基礎的な一次データでしかありません。
これらの情報を取得し、応募に応ずる方は、個人的な判断で取捨選択していただくというのが一般的な通念であるでしょう。
その上でそれらの方々がより詳細な情報へとアクセスされる希望があれば、適切と思われるところへ、つまり私などを含めた関係者に個別に願い立てれば叶うことでもあります。
さて、そうした基本的な考え方に立ち、キリギリスさんのコメントについて考えてみます。
まず総じて‥‥、
このコメントはあなたのご意見として承りました。
それらについての私自身の思い、考えもありますが、ここで直対応するほどにはナイーヴではありません。
また指摘されている私のコメント内容には反省しなければならないことがあるのかも知れませんし、またあなたのこのコメントのような内容を招いた責任は自覚しなければならないでしょう。
このBlog記事をきっかけに入校、入塾した方で、期待に反する結果を招いたと感じる人があるとするならば、その責任の一端を負わねばならないという、あなたのご意見は合理性があるかもしれません。
しかしそれはこのBlog運営者としての立場から、というものではなく、現在の日本国内における木工に従事する者の成員の一人としてのそれです。
例え、このBlogをきっかけにそうした意図せざる結果を招いたとしましても、このBlogおよび運営者にその責を負わせるというのは果たして正当でありましょうか。
本文でも以下のような断り書きをしています。

なおその情報取得、Linkの性質上、情報の確度、および現在のカリキュラムの実態などはご自身で直接確認されることを前提とするものです。
あくまでも基礎的な資料を提供するものであることをお断りします。
またここに記載されている情報は優劣を示すものはありません。同様にここに記載が無く他に重要な情報がある可能性も十分にあり得ます。
特にBlog、個人運営のWebサイトはあくまでも各々の管理者の下で全く任意に記述されるものですので、それらの情報としての確度、信頼度の評価を保証するものではありません

つまり決して指摘されている個別のところへの評価を下してはいませんし、そうした流れへ誘う意図は全くないことは理解していただけるでしょう。
あくまでも良識に根ざし、公的に許容される範囲内での記述に留めている積もりです。
キリギリスさんの個人的な考え、真摯な思いは理解できないわけではありませんが、こうしたネットメディアとしてのBlogの性格、制約をお考えいただき、対応していただけることを望みます。
私はリベラルな立場に立つものとして、全ての人に意見表明の権利は守らねばならないと考えますし、それを封ずるような立場には反対します。
しかし、その意見表明の場というものは適切なものでなければ、意図する結果に繋がらないばかりか、むしろ逆の効果を産むことすらあるでしょう。
このBlogがそうした意見表明の場でないことは理解していただかねばなりません。
キリギリスさんが、ご自身の意見を開陳し、理解を求めたいのであれば、ご自身のBlogなりで縦横に展開されるのが良いでしょう。
また、09/07/31 8:01pm投稿における記述内容については、当方が関知するものではありませんし、またあらためて検証する積もりもありません。
これ以上の議論の必要性があるとするならば、お名前を明かした上で、メール、お電話でのアクセスをくだされば応ずる用意はあります。

米国仕様(size)の疎ましさ

普段ほとんどスルーしていたが、本日配信された「オフ・コーポレイション」のメルマガに眼がいった。
「角ノミ、ミリサイズ4点セット」という商品が魅力的に訴えかけてきたからだね。
うちでは角ノミはこれまでインチサイズのものが主体だった。
6.4mm、9.5mm、11mm、 など。
あえてミリ単位のものを取りそろえる必要性があるわけではないのだが、とある事情からミリサイズのものを購入したいと考えていたので、良いタイミングと閃いたのだ。
さっそく、6mm、8mm、10mm、12mmの4本セット、通常価格10,080円のところ、6,300円の商品をポチッ。
さてところが、直後に不安がよぎった。
閃いたまでは良かったのだが、果たして刃の規格が適合するのか、という懸念だ。
まだカートに入れただけだったので、最終的な発注には至らなかったのだが、目を皿のようにして商品の仕様の表記を確認する。
しかし記載されているのは、刃のサイズ、および有効刃長だけ。
懸念というのはブラケット部(刃を機械本体に固定するところだ)のサイズの問題。
これが合わなければ装着できない。
ボクはこれまで海外メーカーの角ノミの使用経験は無い。どのような仕様であるのか、チンプンカンプン。
記載されていないのでは仕方がない。
この会社に電話を。
この「オフ・コーポレイション」は地元と言うこともあり、起業した頃からオーナーとは懇意にしていたが、最近ではあちらは増益に次ぐ増益で(?)、ボクなどは鼻も引っかけられない?
ま、しかしユーザーではあるから問い合わせには応じてもらえるだろう、
結論的には、やはり日本の角ノミ機には対応しないサイズであったようだ。
日本の角ノミ機のブラケットサイズ仕様は3/4″(19.05mm)に対し、これらの角ノミは15.9mmだという。つまり5/8″だね。
以前いただいたカタログをひっくり返して見れば、同社が扱っている角ノミ機には、それらの仕様が記されていた。3/4″に合わせるためのブッシングも付属されているらしい。
そこであらためてブッシングの提供の有無を確認したが、あえなく敗退。
日本の仕様がガラパゴスなのか、アメリカがそうであるのかは知らないが、困ったものではある。
ここはスゴスゴと撤退するしかない。
ボク同様にこうした事情を知らずに発注する人がいると、お互いに気まずいことにもなりかねず、(そんなのはボクだけか?)然るべく、ブラケットサイズの表記をお願いしておいた。
ところで、一般に流通している小林の刃物と較べ、その刃物そのものの品質は如何なものだろうか。
もし良質であれば、何とかブッシングを入手した上で、使ってみたい思いはある。
情報があれば、ぜひ教えて欲しい。
小林のものも、いわゆる工具鋼のレベルであるだろうから、さほどの差異は認められないだろうというのが、ボクの見立てだが、さて‥‥。
サイズ問題、ということだが、実は、今日もう1つ別の問題が発生しちゃった。
その解決には明日までまたねばならず、その後にまた触れてみたい。お恥ずかしい話しではあるのだがね。
*追記
今、あらためて対象商品ページを確認したら、赤く注意書きが追加されていました。(09/07/29)

※KERV,JET角ノミ機専用の角ノミです。

座椅子に肘を

座椅子
画像は座椅子、制作途上のスナップ。
以前、ソファなどとともに納品した際に撮影、紹介したものと同様のデザインだが、今回アームを付けてみた。
片方だけだが‥‥。
制作依頼された顧客に提案した設計案は、このようなアーム付きのものであったのだが、普段の居住生活においてはアームは邪魔になるということで外した、という経緯。
アームの有無というのは、実は大きな意味を持つ。
肘を支えてくれ、より安楽な姿勢を保持してくれる。
また座位置から立ち上がる際に、このような支えがあるのはありがたいもの。
腰の筋肉が落ちた高齢者は特にそう。
座椅子ともなれば、立ち上がり動作により困難が伴うもの。
なおあえて片アームというのは、あまり窮屈な感じを与えたくない、座るときのアプローチが楽であることなどか。
アームレスの良さは、座る位置へのアプローチがより楽であることが挙げられるからね。
個別の受注では顧客の要望を受け、左右のアームの有無を選択してもらうということでいけばよいだろう。
さて、これはまだ途上。
クッションはこれからだ。座と、背にクッションを置くのだが、快適な座り心地はここで決まる。
特に座椅子というジャンルの椅子の掛け心地追求というものは、なかなか難しいところがある。
多くの座椅子が腰を痛めてしまう姿勢を強いている。
もともと人の姿勢というものは立ち位置の姿勢が実は最も負担を掛けないのに対し、この座椅子の姿勢というものは実にヒトの本来のあるべき姿勢に反するもので、工房悠の座椅子はこのアポリアを克服していこうという試みだ(ちょっと、いやかなり? 大げさ、だな)
張り屋さんとのコンビネーションで望むべき掛け心地を獲得したいものだね。
なお、この椅子を含め、新旧の椅子群を「私の椅子展?」(横浜、山の上ギャラリー)に出展させていただきますので、お近くの方はぜひお出掛け下さい。
ギャラリー・サイト

皆既日食 – 宇宙開発 – Moon in Google Earth

皆既日食ショーを堪能された方も多かっただろう。
ボクはTVニュースで観ただけだったが、皆既になった瞬間のコロナ、前後数秒間観察できたダイアモンドリングなど、すばらしい映像で楽しむことができた。(NHKの関連ニュース画像はいくつもYuhTubeに納められている)
ボクがリアルに日食を観察したのは、あれは確か10歳の頃、小学校の校庭に出てセルロイド(旧いね〜)の下敷き越しに観たのが最初で最後だった。80%ほども欠けたのだったろうか。
半世紀も昔のことなので、ディテールは忘却の彼方でしかないのだが、日々新たなことで忙しかった少年には、若田光一さんのような宇宙開発に関わろうなどという夢を抱くということなどは無かったことは確かだ。
今回の皆既日食はは6分39秒という長さにおいて、今世紀最大のものだというし、様々な撮影機材、中継シズテムで送られてくる映像の世界大的な配信は、多くの人々へと届けられた模様で、まさに情報化社会の恩恵だったということだね。
一方4ヶ月にもならんとする宇宙滞在が続いた国際宇宙ステーション(ISS)の若田光一さんを迎えるエンデバーも何度もの打ち上げ延期を越えて、15日無事に打ち上げられたね。
31日には帰還の予定だそうだ。
ところで今日は宇宙開発に関連する2つのことについて考えてみたい。
最初は「Google Earth」によって、月探査ができるようになったことについて。

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“鋸研ぎ”講座(お知らせ)

お知らせです。
以前、このBlogでもご紹介した「長津勝一氏による“鋸研ぎ技術”」の講座が開かれます。
また今回は手斧(チョウナ)、鉞(マサカリによるはつり、大鋸による丸太挽割などの実演もあるようです。
先にこのBlogに「次回の開催を知らせて欲しい」旨のコメントもありましたが、ぜひこの機会をお見逃し無く。
参加希望者は、「鋸講座開催のご案内」ファイルをダウンロード(PDF:72KB)して、参加申込書をFAXしてください。

日 時:2008年7月26日(日曜日)
 午前の部:10:00~12:00・・鋸に関する基礎知(初講座の方)
 昼の部:12:00~13:30・・・日本の伝統文化を守る会 特別参加
 ・荒木昌平(飛騨市)・・・・手斧(チョウナ)蛤(ハマグリ)
 ・中川 孟(牧ノ原市)・・鉞(マサカリ)削り(ハツリ)、手斧
 ・静岡大工建築協同組合青年部・・大鋸による丸太挽割
午後の部:13:30~15:30・・・鋸の真髄応用編
参加費:無 料
会 場:静岡市駿河区登呂3丁目1-35
    ポリテクセンタ−静岡
    TEL:054-285-7185総務)
主 催:静岡大工建築協同組合青年部
後 援:静岡特産工業協会・デザイン静岡

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手挽き鋸の研ぎ(目立て)講演に参加して

梅雨と日本人の心性

蓮池
各地で梅雨末期特有の荒れた気象による被害が出ているようだ。
当地、今期は被害に見舞われてはいないが、スキッとした夏空にはほど遠く、不安定な気象が続く。
極東はモンスーン地帯に位置する日本列島に生を受けたからにはイヤでも甘受せねばならない気象条件なんだがね。
文化人類学者はどのように分析しているのかは知らないが、日本人のエトス(心性)、思考スタイルに、この湿潤な気象条件がビミョウに影響を与えていることは疑いないだろうと、ボクは考えている。
無論、逆の冬季の寒冷地における気象の厳しさも同様だろう。
友人は言う。若者を採用するなら東北出身の者にしたほうが良い、と。
厳しい修行にも辛抱強く耐えてくれる、というわけだ。
概して、そうしたことは広く一般に知られたことだね。
気象という条件からは当地は日本列島の中でも最も温暖で暮らしやすいところらしく、つまりは辛抱がきかず、耐性のない人に育つ人間が多いということ?
ま、ボクなどが甲斐性が無いことを、そうした生地から説明する言い訳にはなるかもしれないね。
話しがやや拡散してしまっているが、湿潤な気象がもたらす日本人のエトス。

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鎌倉散策

竹林
昨日は所用で湘南方面に出掛けたのだが、帰路鎌倉を少し散策してきた。
この地域、既に梅雨明けのはずであったが、時折しょぼ降る雨に打たれながらの散策などとしゃれ込んだのにはワケがある。
「神奈川県立近代美術館 鎌倉」で企画開催中の《建築家 坂倉準三展 ── モダニズムを生きる:人間、都市、空間》を観覧するという目的があった。
ご存じの通り20世紀を代表する建築界の巨匠ル・コルビュジエの弟子としてフランス国内、そして帰国後、さらには戦後復興において活躍した日本のモダニズム建築の第一人者だった人。
実はこの企画と並行し第2部が新橋のパナソニック電工汐留ミュージアムで開催中であり、鎌倉が都市計画、公共空間を企画対象とするのに対し、こちらはデザイン・家具を展示対象としている。
汐留の方はまだ訪れる機会がないが、ぜひ観覧したいと考えている。
したがってそれを拝観してからでも、併せて感想など記してみたい。
ご案内のように、この鎌倉館は鶴岡八幡宮境内に立地していて、時節柄、館内の開放的なテラスからは大きな池を埋め尽くすように咲き誇っている蓮の花を愛でることができた。
さて、散策とは言っても時間の制約もあり、ぶらりといくつかの古刹巡りをしたぐらいだった。ここでは画像と共に「英勝寺」を取り上げてみる。

英勝寺

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