工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

『フィンランドと日本の木の生活デザイン展』関連イベント



来週に迫った催しをご案内させていただきます。
『フィンランドと日本の木の生活デザイン展・木の椅子』の関連イベント。

木と森の国、サンタクロース、ムーミン、『フィンランディア』のシベリウス、そしてPISA Top(OECDにおける学習到達度調査でTopの成績を誇る)、そしてさらにはNOKIA、Linux ‥‥、良く知られたキーワードでイメージできる北の国、フィンランドですが、デザイン、そして木の家具においてもスタイリッシュで高品質なものが産み出されています。

本企画の全体を監修するのは島崎 信氏。
島崎 信氏は以前よりこの国と親しく交流しており、今回は様々な企画を通し今のフィンランドに触れることができるようになっておりますが、メインの企画として「フィンランドの木の椅子」、そしてフィンランドの自然と文化に似通った日本の「木の椅子」を歴代の名作から、若手の椅子作家のものまで展覧しています。

4月16日からスタートした会期も既に後半になりましたが、以下のように6月17日から19日までの3日間、関連する様々なイベントがあり、ご案内させていただきます。

要綱

▼会場:小海町高原美術館
  長野県南佐久郡小海町豊里5918-2
  Tel:0267-93-2133 
  http://www.koumi-town.jp/museum/
▼会期:2010年4月16日(土)~7月3日(日)
▼開館時間:9時~17時、休館日:火曜日
▼主催:小海町高原美術館 
 共催:小海フィンランド協会
▼企画協力:NPO東京・生活デザインミュージアム
▼企画監修:島崎信(武蔵野美術大学名誉教授
▽関連イベント問い合わせ:LIDEM 吉野崇裕 
         info@tak-yoshino.jp まで

展示構成

  1. フィンランドの木の名作椅子
    出品作家: アルヴァ・アアルト、アンティ・ヌルメスニエミ、イルマリ・タピオヴァーラ
  2. フィンランドの今日の木の椅子
    出品作家: カリ・アシカイネン、ハッリ・コスキネン、ユハニ・マンネル、カリ・ヴィルタネン
  3. 日本の木の名作椅子
    出品作家: 川上元美、長大作、豊口克平、ジョージ・ナカシマ、水之江忠臣、松村勝男、柳宗理、渡辺力
  4. 日本の今日の木の椅子
    出品作家: 朝山隆、伊藤嘉康、猪俣一博、上山隆久、坂本茂、杉村徹、須田修司、高村徹、木内明彦、野木村敦史、藤井慎介、古谷禎朗、法嶋二郎、迎山直樹、森明宏、守屋晴海、吉野崇裕
  5. 小海町近隣のウッドワーカー
    出品作家: 井出正(木工房アマナ)、高橋敦(家具製作ゆずりは)

関連イベント

■6月17日(金)
 「映像で知るフィンランド」
 講師:島崎信(本展監修者、武蔵野美術大学名誉教授)
1) 場所:美術館映像室 時間:13:30 -15:30 
「フィンランド自然と暮らし」

2) 場所:美術館映像室 時間: 16:30 -18:30 
「フィンランドの生活と建築デザイン―アアルトの建築を中心に」

■6月18日(土)
3) 場所:美術館映像室 時間:11:00 -12:00 
  講演会「フィンランド、フィスカルスヴィレッジの木工事情」
  講師:永野智士

4) 場所:美術館映像室 時間:14:30 -16:30 
  ワークショップ「私の椅子の制作手法―座繰りを中心に」
    講師:伊藤嘉康

■6月19日(日)
5) 場所:美術館映像室 時間: 9:30 -11:30 
  ワークショップ「チェアーフィッティング」
     講師:吉野崇裕

6) 場所:美術館映像室 時間:13:30 -17:00
 シンポジウム「これから木工家は何を目指すか」
         ―自己満足の家具作りから踏み出す―
 パネラー:朝山隆、伊藤嘉康、杉山裕次郎、野木村敦史、高村徹、
      永野智士、迎山直樹、守屋晴海、吉野崇裕、
 スペシャルゲスト:島崎信

──── 申し込み方法 ────
1)~6)各回ともに事前の申し込みは不要です。
参加費は無料です。
開始時間までに会場・美術館内の映像室へお集まりください。

adobe readerアイコン 詳細は、左のファイルをご覧下さい。クリックダウンロードPDF:897kb

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  • 良い場所でやるんですね。
    天気が良ければ、こんな場所で3日間ゆっくりと名作椅子など
    眺めながら過ごせたら最高ですね。
    ちょっと洒落たペンションに泊まって美味しい食事でも食べながら
    なんちゃって。

    • この小海町高原美術館では過去何度もフィンランドのデザインに関わる催し物を企画開催しています。
      ところで、17〜19の連続企画へのご参加の場合の宿泊ですが、メールなどでご連絡いただければ“スペシャル情報”を提供いたしますよ。

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