工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

六日の菖蒲

ハナショウブ

5月は皐月(さつき)と呼ぶが、「菖蒲月(あやめづき)」の別名もあるらしい。
ところでタイトルの「六日の菖蒲」(むいかのあやめ)。
画像は庭の花菖蒲(ハナショウブ)だが、今日上げた理由は、この「六日の菖蒲」にあることはお分かりいただけただろうか。
5日の端午の節句に使うべきところ、今日六日に用意しては遅い、が転じて、時期を逸して役立たずの例え。
以前この時期、頻繁に都内で展示会をしていた時には、必ずこのアヤメ、菖蒲を飾ったもの。花器は水盤が良いね。
特段の理由があるわけでもないが、何故か好きな花。凛として、あでやかなところが好ましい
役立たずなど、とんでもない言いぐさ。
これから暫くは楽しませてくれるはず。
(Mac OS Leopard環境の人であれば、「スクリーンセーバー」を「Word of the Day」に設定して見れば、この言葉が流れてくるよ[今日6日だけかどうかは不明ながら])
〈閑話休題〉


ところで、一昨日米国Microsoft社のYahoo ! 買収提案を取り下げ、というニュースが来ていた。(CNET
続いて翌5日にはYahoo株の反落(約15%)が報じられている。
Microsoft社側の買収提案に、好条件を求めるYahoo側が難色を示し、決裂という結果だが、まだまだだ1ラウンドが終わっただけというのがもっぱらの観測。
ネット検索最大手のGoogleに大きく後れを取り、ソフトウェア産業の雄としての地位が崩されつつある現状を打破するための最大の経営戦略としての買収劇だったのだろうが、Yahooのふんばりでひとまず第1幕めの幕が降りた。
MSの寡占状態には欧州からの独占禁止法からの疑義のみならず、様々な弊害が指摘されている。
個人的にもMSからは可能な限りに遠ざかりたいと考えているしね。
その意味では、少し胸をなで下ろしている。
しかしさりとてYahooのこれからの経営戦略の見通しに展望があるわけではないだろうから、今回の事態はネット産業全体を揺り動かすような動乱の時期へと入ってきていることを示すものなのかもしれない。
興味深かったのはMSは敵対的買収をも含め想定していたと思われるが、それでは優秀な人材が外部へと流出してしまうことを怖れ、そこまでは踏み込まなかった、という話しだ。
まさにIT関連企業にとっては人材こそ生命線ということだね。
何〜だ。、じゃぁ、職人と同じじゃん、って? フム

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