工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

椅子の再塗装から

田園
炎暑とも言いたくなるような真夏の陽気だったが、陽も沈まんとする夕刻の田園は美しい。
光景を邪魔しているのは「Ram03」というアームチェア。
数日後、顧客の要望で制作対象のサンプルとして持ち込む椅子なのだが、2脚納入後数年経過したものを借り受け、傷を治し、塗装し直したところ。
ダイニングチェアとして使われていたようで、その環境から様々な汚れが付着したり、大小の傷も少なくなく、アイロン、スクレーパー大活躍で、ほぼRenewalできた。
オイルフィニッシュであるので、こうしたRe Finishingは難しいものではない。
Ram03美しさが蘇えりオーナーも喜んでくれるだろうし、新たな顧客へは新規制作への決断へと誘ってくれることだろう。
実はこの椅子の座枠、地ズリはラミネート。
本格的にラミネートを用いたのは、これが最初だった。
過酷な使用環境で経年劣化も懸念されたが、まったくその部分の劣化はなかった。
なお、Top画像のような使われ方は想定していないので、ご注意を !
(Top:クリック拡大)

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