工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

クラロウォールナットへ

CLARO
ブラックウォールナットとの付き合いは長い。
17年前CLARO WALNUT(クラロウォールナット)の原木に出逢い、これを製材して以降は、いよいよその魅力に取り憑かれている。
近くまたこのCLARO WALNUTの仕事をすることになったが、これまでにも増して最大にして最高の板になりそう。
その独特の質感は、手鉋を板面に当てるだけで伝わってくる。
過度の堅さはなく中庸な比重だがとても緻密な木理を持つ。
粘り着くようなその肌は、木理の複雑さと、縞状に表れる多様な色調とともに、この加工に携わる誉れある職人を魅了する。
末口、右はじの色調が変化するところに、クラロウォールナット固有の接ぎ木の痕跡を留める。

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