夏は逝く
工房に隣接した田んぼの稲穂は既に頭を垂れ、旬日後には収穫も、というところまで成熟してきているようだ。
季節の移ろいは日々の細々とした忙しさとは無関係に足早に過ぎていく。
週末はもう二十四節気の“処暑”となる。
同時に北京五輪も終幕を迎え、落ち着いた日々が戻ってくる。
この夏は例年にも増す過酷な暑さだが、肉体的疲労はあるものの充実した仕事の日々が幸いしたのか、これといった体調悪化もなく推移してきたことはありがたい。
そうそう、Na不足から思われる脚部トラブルがあったが悪化に至ることもなく回復基調。
過酷な暑さの中で勤しんだ仕事、あるいは限りあるページ数ではあったものの脳幹への刺激を与えてくれた読書なども、来る秋へ向けての準備と思えば流した汗も報われよう。
いくつもの思い出を残して夏は過ぎゆく。