工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

指が溶けちゃう

電池
角ノミ盤のスポットライトとして使っているLEDライトを点けようとしてスイッチを入れたものの、点かない。
ありゃ。電池切れか?
と、電池ホルダーを開け電池を取り出すと、2本の単三電池の接触部分のー極、+極を中心に皮膜が溶けていた。
ケチって100円ショップで買ったわけでもなく、日本の代表的メーカーP社のものだよ。そうそうリチウムイオン電池などの世界最先端部門を取り込もうと三洋電機を吸収合併しようとしている会社。
その溶融部分をよく見てみようと溶けていない部分を指で持ち、観察する。
何となく膨張しているような感じもするが、実はそうではなく金属部分がむき出しになっていて被膜部分がベロッと剥けちゃっている。
いずれにしても電解液の漏れ出しだね。
しかしちょっと迂闊つだった。
異常部分ではないところを掴んだつもりが、右手中指にこの電解液が付着したようで、何やら手がすべすべ。
洗っても洗っても、すべすべ、そのうち指紋さえも無くなってくるような嫌な感覚を覚える。


アルカリ電池の場合、この電解液は水酸化カリウムという強いアルカリ性のもの。
ま、結局はこの手指への付着によるトラブルは、大事にならずに推移したので良かったが、電池ホルダーの内部も汚染しちゃったし、その洗浄、拭き取りは細く深い部分へのアプローチであったから、なかなかやっかいだった。
これは果たして何が原因であるのか。
電池の製造上の問題は当然考えられる
次に過大電流が流れた事によるトラブルとも考えられる(トラブル個所が2本の接触部分であることから)ので、そうなるとLEDランプの方の問題とも考えられる。
そこでメーカーの「お客様相談室」なるところへ電話だ。
回答は明確。
ともかく、その電池と、LEDライトを送れとのこと。
検証してみないことにはわからんと。当然ではあるね。
しかし、LEDライトが7-10日間も留守するのは困る。角鑿盤照明の代替品を用意しないことには手放せない。
また、例え、メーカー側が非を認めたとしても、わずか乾電池2本の補償でしかないだろう。
ライトが留守する期間の障害と、電池2本と、果たしてどっちを選択すべきか。
考えるまでもないね。
でも悔しいじゃない。
いずれにしても乾電池でのLEDライトを使われる方は、この電解液漏れには注意した方がよいかもね。特にアルカリ電池は液漏れは良くあるらしい。
LEDは高効率が特徴だが、それだけに電流容量も大きく、電池への負荷も大きいのだろう。
以前、取り上げたMAG-LITEのエントリ記事を参考までにLinkしておこう。
今回問題になったのはTop画像の真ん中のもの。

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