工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

庄野真代さん、参院選へ ?!

今日の夕刻に届いたニュースから1つ。
民主党、今夏の参院比例選に庄野真代さんを擁立とのこと。(読売・関西
1978年、『飛んでイスタンブール』、『モンテカルロで乾杯』などでヒットを飛ばした歌手だが、当時はボクも好ましく聴いていた。
彼女はその後、バックパッカーで世界一周したり、また一方法政大学人間環境学部で学位を修め、さらには早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学科に入学するなど、旺盛な社会的関心から学究活動へと進み、現在は「NPO法人 国境なき楽団」代表としてアジアを中心としたグローバルな音楽チャリティー活動に取り組んでいるという素敵な女性である。
時折NHKラジオから聞こえてくるインタビューで知る近況からも、素敵な人生を送っているんだね、と密かにエールを送っていたものだ。
今回の政治の世界への進出をどのように位置づけているのか、またその党派選択がなにゆえに民主党であるのかは、いずれ近々に彼女自身による記者会見から聞けるだろうと思うが、いささかの違和感というものを覚えるのも事実。
ただこれだけは言えるだろう。
凡百のタレント候補と相並び称されるのは間違いだということ。
彼女の現在の「国境なき楽団」活動へとたどり着いた半生の中で育まれた世界観、思考スタイルは、公共空間へと還元され、多くの人とともに共有されるべきものでもあるだろうと思う。
それらは今回の決断を通して日本の政治風土に風穴を開け、新しい政治世界の在り様を見せてくれるのではとの期待がある。(ただし、小沢幹事長に籠絡されないように注意してよね)
いずれにしろ今日の時点では不明であり、彼女自身からの発言を待ちたいと思うね。
したがって今日のYouTubeは庄野真代。
ヒットソング『飛んでイスタンブール』、『モンテカルロで乾杯』は作詞:ちあき哲也/作曲:筒美京平によるが、今日は彼女自身の作詞作曲で
『アデュー』Adieu(1979)

ところで、「NPO法人 国境なき楽団」だが、もしや高橋悠治氏の「水牛楽団」との関わりがあるのかな、との思いもよぎったが、根拠はない。
この時間、冒頭の読売報につづく報道ははまだない。

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  • え〜これほんとなんですか!“イスタンブール”はよく耳にした曲でしたね。シンガーソングライターかと思っていましたが、そうではなかったのですか。“水牛”は、アジアだけでしたか、庄野さんは中東のほうにも行ってるのでしょうか。

  • kokoniさん、お早うございます。
    現時点ではメディアからの続報がありませんね。
    彼女が関係する複数のWebサイトでは掲示板への驚きの声が上がっていますが、本人および関係者からのコメントはまだ無いですね。
    「国境なき楽団」関連情報には平野官房長官の姿も散見されますし、読売の誤報とも思えませんが、この週明け、何らかの続報がくるでしょう。
    >中東のほうにも
    トルコでの活動もあるようです。
    「水牛楽団」はフィリピンなどアジアがベースでしたね。
    >シンガーソングライターかと思っていました
    貼り付けたYouTubeは1980年、バックパッカーでの世界一周に出かける直前のTV番組からのもののようですね。
    『アデュー』は大ヒットではなかったかもしれませんが、ご自身の作詞作曲で、中森明菜などもカヴァーしているようです。
    曲作りでは初期のヒットを飛ばした後は、シンガーソングライターのスタンスですね。
    才能のある女性、ご自身の歌の世界を持っている人なのでしょう。
    筒美京平の他、瀬尾一三、後藤次利の名前も見えますので、いわゆるニューミュージックの系列というところですね。

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