工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

新潟県中越沖地震被災地域は刃物業界のメッカ

新潟県中越沖地震の被災状態は日を追うごとにその激烈を極める状況が明らかになりつつあるようだ。
多くの被災者には1日も早い復旧と、生活基盤の立て直しを ! と願わずにはいられない。
ボクの在住地域も東海地震発生予測地域のど真ん中。しかも遠くない位置に原子力発電所がある。
今回の東京電力柏崎刈羽原発6号機で使用済み燃料プールの水があふれ、排水溝を通じて海に流れていたという恐るべき事態は、決して等閑視できない切実な問題だ。
耐震対策の基準が実際の揺れの半分にも満たない数値であったことへの批判はもっともだし、早急にこの見直しがされねばならないことは論を待たないだろう。
さて、昨日被災見舞いをした「陣太鼓 本舗」および「平出商店」さんからはそれぞれ大きな被害ではなかったとの連絡をいただいているので、ここでも紹介しておきたい。
まずは安堵したいが、他にも刃物関連の業者がひしめいている地域なので被災業者がいることも避けがたいと思われる。
心配するのが、こうした業界の職人さんは高齢化しているので、このような大きな被害に遭遇した場合、再建へ向けての熱意を奮い立たせるのが困難で廃業してしまうという懸念だ。

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