工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

サイト「木工家具の工房 悠」新メニュー設置と運営管理の憂鬱

工房悠サイト今朝の新潟県中越沖地震により被災された多くの方々に心からのお見舞いを申し上げます。
また不幸にもお亡くなりになった方には哀悼の意を表します。
1日も早い復旧と生活基盤の立て直しができますことを祈るばかりです。
この地域には親戚縁者も親しい知人もいないが、「陣太鼓本舗」、「平出商店」には見舞いのメールを発信しておいた。
大きな被害が無いことを祈るばかり。
Webサイト「木工家具の工房 悠」メニューに新たな項目を設けた。
〔Inform〕の階層に〔Case study〕という項目を設置し、お客様への納入事例を紹介するページ。(こちらから)
制作された家具の紹介はこれまで〔Gallery〕という階層で行ってきているが、やはり実際の住宅への納入設置状況をご覧いただくことで、より豊かなイメージを掴んでいただけるものと思う。
家具とは所詮住宅における生活空間での調度品という位置づけである以上、単体でのスタジオ撮影のものではなく、やはりそれにふさわしいリアルな空間に置くことでより活きてくるということになるだろう。
またその家具のオーナーの印象を付加することでより身近に感じていただくこともできるだろうと思う。
家具の製作・購入をお考えの方には良い参考データになると思うので、ぜひご覧になっていただきたい。
今回アップロードしたものは決して数多いデータではないが、今後も納品に際してはカメラを携え、オーナーの許しを請うことで増強していければと考えている。
さてところでWebサイトに新しいメニューを設けるなど久々のこと。
このところBlog更新の方は内容への評価はともかくもエントリーだけはあまりインターバルをおかずに継続更新しているものの、Webサイト「木工家具の工房 悠」の方はほったらかし状態。
いろいろ更新のプランはあるし、またCSS制御への踏み出しもせねばならないと考えているものの、なかなか手が着かないという状態だ。


本業の方が忙しいからと言う言い訳を付すこともできるが、そんなもの本当の意味での理由にはならない。
ただ本人の能力の至らなさと意志の欠如が全てと言ったところが実態。
今回新たなページを作成していてあらためて感じさせられたのは、CSS制御の重要さだ。
各頁のタイトル文字の装飾など可能な範囲で外部参照CSSで構成したいと考え取り組んでいく方針で臨んだものの、元々がフレーム構成だったり、ナビゲーション項目が画像だったりと、シンプルで軽く、更新がラクになるCSS導入には大きな障害が立ちはだかり、所詮無理な要求であることは歴然。
こうしたWeb構築の世界を少しは知っている、あるいは自身で構築・管理運営している方にはお判りのことであろうけれど、Webの世界も年々その基準も改編されたり、ブラウザにおけるHTMLおよびCSS解釈の更新もされたりと、変貌著しい。
ボクがこのWebの世界に身を投じた(大げさだな)のは2001年だが、この頃はまだWeb世界は勃興期でもあり、サイト構築の考え方も様々な様相を呈していた。
言い換えればCSSなどあまり重視されていなかった。
このためWeb構築支援ソフトの「GoLive」を買い求め、その解説書を数冊取りそろえ、首っ引きでがむしゃらに作り込んできたのだったが、その結果現在に於いてはこれが重荷になり、W3Cからはほど遠いはちゃめちゃなサイトになってしまっているというありさま。
なぜW3Cに準拠しなければならないかと言えば、1に訪問者へのユーザビリティー、2に検索エンジン対応の問題(SEO)がある。
これについてここでは詳細に語ることはしないが、なかなか深刻な問題ではある。
過日ある集まりにおいて初対面の同業者の木工家で、すばらしいW3C準拠、CSSばりばりでのWebサイト構築管理されていらっしゃる方にお会いする機会があったが、実に自覚的に自身のサイト構築を押さえていて、タグ打ちを基本としてやっているようであった。
誰しもがこれを真似ろとは言えないものの、その考え方、未来志向には学ばねばならないと思っている。
これをご覧になっている方で、Webサイト構築を考えていらっしゃる方は、ぜひあらかじめこうした基本的な考え方を履修してからにすべきであることをアドバイスしておきたい。
簡単なところではBlogを開設することもCSS、HTMLに親しむには良い手法かも知れない。
無論、これらの編集が可能なBlogサービス会社のもの、あるいはMovableTypeのものにチャレンジすべきだろう。
この世界に限らず何事もそうであるが、あれこれ悩むよりも実際に構築作業をしていきながら学習していけばよいだろう。
頭で思考することは大切なことであるが、キーボードを叩きながら覚えていけばよい。最近のWeb構築支援ソフトはとても良くできているのでさほど迷うことなく構築していくことが可能なものだ。
関心のある方には既にご存じのようにこの世界ではプロが使うWeb構築支援ソフトは2つある。ボクが使用しているのは「GoLive」であるが、Adobe社はDreamweaverの開発制作会社であったMaclomedia社の吸収合併によって、残念ながらGoLiveは旗色が極めて悪い。今後あらたに参入しようという人はDreamweaverにすべきだろう(個人的には1社の寡占状態になってしまうのは良いものではないと思うのだが)。
他にもいろいろな支援ソフトがあるようだが、やめておいた方が良い。
そうした支援ソフトは構築作業が簡単なようでいて、使いこなしのイージーさにおいて決して大きな違いがあるわけではない。
こうした一見簡便な支援ソフトは単に機能性に於いて劣るばかりではなく、かえって適切なサイト構築を作るにあたっては問題の多いものが多いようだ。
これらによって作成されたサイトの1つの傾向はMacで見るとテキストに映像が重なってしまい、まるで読むことさえできないというものが星の数ほど転がっている。(この事例はIBM何とかかんとか、というソフトによるものだが)
ところで昨夜の今回の更新は、総計ではかなりの画像データの容量があったことによるためか、アップロードが上手く行かなくあわてふためいてしまった。
サーバー契約の容量を少し越えてしまった事によるエラーであった訳だが、既存のデータにはいくつかのLink切れの画像もあったので、これを削除するなどで事なきを得た。
実はこの際一旦サーバーの全データをうっかり削除してしまうなどの操作ミスも重なり、冷や汗ものだった。
日付も変わろうとする頃、一人パニック状態に陥っていたのだったが、劣化が進む頭脳を奮い立たせ、あらためてサイト内を整理し、再度、再再度の挑戦でアップロード完了することが出来た。
現在契約しているサーバーは安定した経営ではあるし、サポート態勢も万全ということで当初より移転させることなく継続契約してきたのだったが、容量問題は深刻でもあるので、そろそろ潮時かも知れない。昨夜のようなストレスはご勘弁願いたい。
ボクのこの「木工家具の工房 悠」サイトは同種のジャンルの個人のサイトとしては大きなページ構成と言えるかも知れないが、しかし実はたったの15MBほど。
今後の運営管理を考えた場合、サーバーは50MBほどの許容容量に切り替えねばイケナイだろう。
これは現在のサーバーでは倍のコストが掛かってしまう(それでなくとも相場と較べ大きく高いというのに)。
このBlogサービス会社のレンタルサーバーに新たにアカウントを設けるという方法がまず考えられるが、しばらくはそれも含め情報を収集して安定的でかつ安価なところを探していきたいと思う。

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  • こんにちは!
    xrea.comがお勧めです。僕がずっと利用している所ですが、おそらく杉山さんの希望されている事全てを満たせるはずです。
    2Gまで容量(これも今後増える可能性有り)があって、年間4000円も払っていないと思います。

  • Ikuruさん,
    ハイレスポンスでの適切アドバイス、感謝します。
    xrea.comは確かに魅力的なサービスです。
    Ikuruさんの高精細で膨大な画像をおけるんですから推して知るべし、ですね。
    詳しく検討させてもらいましょう。
    ドメインの引っ越しが少しやっかいかと考えていましたが、さほどでもないようですので、マジに考えます。
    いつもありがたいアドバイスを頂き感謝です。

  • 私もikuruさんのアドバイスで、xrea.comの利用者です。
    1ヶ所にHPとblogデータを置いておけるのはある意味安心です。MovableTypeとの組み合せも可能でしょうし、Nucleusもお薦めですよ(^^;。
    Web構築支援ソフトはDreamweaverを使っていますが、利用するのはテーブルを組むときだけで、HTMLで修正することで完結しています。cssも近頃はこのテーブルごと指定が流行っているようですね。HPをいじり始めると晩酌が遠のきますね〜。頑張ってください!

  • 今朝、平出商店さんから被災見舞いへの返事の電話が入りました。
    平出さんそのものへの大きな被災はなかったようです。
    しかし取引のある鋸屋さんなど数軒が被災されたようですし、影響の全容はまだ掴めていないのではと思われます。

  • aiさん、ご心配掛けているようで恐縮です。
    xrea.com活用の利便性の評価を補強するコメントですね
    このBlogでのテーブルはHTMLで記述(支援ソフト利用)していますが、CSSでも可能と知っていてもちょっとハードルが高そう。
    >HPをいじり始めると晩酌が遠のきます
    それは困ります。優先順位は守らないと (-.-;)

  • aiさん
    そうでしたね、確かブログスタートの頃にお勧めした気がします。xrea.comは気付くと、機能などが増強されているので嬉しいです。
    artisanさん
    当初はこんなに容量が増えるとは期待していなかったのですが、そのお陰でデーター容量を気にしないで済むようになりました。他の方に大きなデーター(例えば動画ファイルとか、PDFなど)を送る時も、サーバー上に置いて、アドレスを伝えるだけですので便利です。
    最近のドリームウィーバーはMovableTypeのCSS制御もしやすくなっているみたいです。

  • Ikuruさん
    今のところ、膨大なデータ量になるとは思えませんが、Ikuruさんのように高精細な画像を撮れるようになれば、急増するようになるかな。
    そのための必須の要件は、良いレンズと、RAWでの撮影、そして腕ですね〜。

  • 写真はだいたい100KBちょっとなのですが、さすがに枚数が多いので容量は気になりますね。とはいえ、まだまだ余裕があります。
    > 高精細な画像を撮る必須の要件は、良いレンズと、RAWでの撮影、そして腕
    うーん、たぶんどれも必要ないと思います(笑)。ウェブに載せるくらいの大きさでしたら、シャープを強めにかけてあげれば、良い感じになるのではないでしょうか。

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