工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

慈雨と秋めく雲

雨上がりの空一昨日の皆既月食は予測を裏切りまずまずの観測日和だったが、今日は猛暑をもたらした大気を払うように時折細い秋雨が降ってきた。こうして長い酷暑の8月も終わりを迎え、日一日と秋めいていく。
仕事を終え工房から外に出ると飛行機雲が数条鮮やかに浮かんでいた。その先端には西日を受けて真っ白に輝く機体。雨が大気をクリアにしてくれ、晴れ上がった青空をキャンパスに白い絵の具で一筆書き。
左画像はその30分後の工房から望む西の空。夕焼けに染まる低空の雨雲の上には、秋を知らせる鰯雲が高い空に拡がっていた。


ぶどうそして数日前には信州から秋の味覚が届く。デラウェア。
青々とした茎にぶら下がる大きな粒ぞろいの最高クラスのものだろう。
工房の3時の休憩時にはそれまでの酷暑乗り切りの切り札、スイカに替えアシスタントとともにひたすら摘む。
撮影はあえて逆光を取りぶどうを透過する光で明るいワインカラーを演出しようと考えたが、手振れがひどく失敗。

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