工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

コレクションテーブル(個展出品作)

コレクションテーブル1
岡崎市での個展はまずまずの成果で終わったが、ここに出品したいくつかの作品を紹介する。
会場スペースの制約で画像のアングル、撮影ポイントなどが良くないことはあらかじめお断りせねばならない。
まずこちらは「コレクションテーブル」
いわゆるセンターテーブルであるが、幕板部分をガラス張りの収納スペースとして構成したものだ。
内部をアクリル板で区切り、コレクションの小物をディスプレーする。ここへのアプローチは天板の長手方向に丁番を付け、扉とすることで解決。当初引きだしでも良いかと考えたが、側板を板にするのではなくガラスでいきたかったがためにこのように上部からのアプローチとした。
コレクションテーブル2材種はブラックウォールナット。底板部分はブラックウォールナットの厚突きを張ったランバーコア。
脚部のラインはエレガントさをねらったが果たしてどうだろうか。
因みに上部天板の留め部分の接合は鼓を裏に打ち込んで堅固なものとした。
ガラスは強化ガラスとしたので、Topをテーブル的使用に供してももちろんOK !だ。
制作上のポイントはやはり脚部のデザイン処理とガラスの収まり部分になろうか。

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • センターテーブル

    非常に参考になりました。これからもたまに拝読させてもらいます。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.