『組手』(阿部蔵之 著)の刊行によせて
『組手』刊行の意味するもの
木工界にとっては1つの事件とも言うべき敢行(刊行?)であるかもしれません。
『組手 ー國正流・江戸指物の美ー』が発刊されました。
國正流 十三代相伝・阿部蔵之氏によるものです。
ここに開陳されている『組手』の豊穣なる展開、バリエーションは、指物世界における真髄の1つとも言うべきものですが、このような形でディテールが精緻に立体図版化され、指物師(著者・阿部蔵之氏の先代:阿部明氏)による加工過程の撮影画像まで掲載され、それぞれの特徴を分析的に解読するといった類書の出版は、私としては寡聞にしてしりません。
例えば「木工 天秤差し」の2つのキーワードででググってみればお分かりのように、私のこのBlogの関連過去記事が高いランクでヒットするように、私自身の「組手」への注力は少しは自負するものがあるものの、この『組手』を数ページ繙いていくだけで、そこには全く未知の世界が展開され、その豊穣さには目がくらくらするほどのものがあり、私の天秤差しなど児戯に等しいほどのものでしかないと教えられるのです。
本は100頁を越えるほどの分量ですが、1つの組手に2頁を割き、都合40を越える数の組手を公開しています。
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Apple.incの前CEO、Apple創業者でもあるスティーブ・ジョブズ氏の「ハングリーであれ。愚か者であれ」との名演説がなされたのは2011年、スタンフォード大学の卒業式でのことでしたが、私もそれ以来、この大学名とともに、演説内容を印象深く、長年の酷使でくたびれつつあるわが海馬にアーカイブしたものでした。


木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
