工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

盂蘭盆会


  向日葵は枯れつつ花を捧げおり父の墓標はわれより低し
                寺山修司『空には本を』
今年も含めここ数年身近な人が亡くなるということが続いているためか、この時期柄にもなく敬虔な精神状態に近くなる。
現代社会での仏事など遺された者達のための追悼の場でしかないようにも思えるが、死者との交歓が可能であるならば、亡き父の年齢に到達した今ならではの会話ができるかもしれない。
顰蹙を買うだろうが、墓前には向日葵を捧げて見ようか。

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