フェザーボード(続々)
今日はどうしたことか“1”並びだね(’11.1.11)。みんな、何か良いことあった?
ボクは‥‥、特になかったな。
じゃんけんとか、クジとか、全く弱い。信心が足りないからなのかねぇ‥‥。
さて、気を取り直して、今日はフェザーボード第3弾として、熱心な読者:Hさん(指物的アプローチをされる木工家)からいただいたフェザーボードの活用法をご紹介する。
(Hさん、いつもありがとうございます)
いただいた2つの画像をご覧いただければ理解できるものだが、以下ご本人の説明を付する。
【フェザーボードについて】
わたしは2種類を使っています。
- 通常のもの(画像top)
傾斜盤の刃の出し量によって
フェザーボード下に板を置き
刃とフェザーボードが干渉しないようにしています。- 押さえが2本しかないもの(画像右、クリック拡大)
細い材の加工に非常に有効です。
- ※以前、キックバックで
1×3mmの桜材が突き刺さった
右親指のお腹に1cmほどの深さに突き刺さった
痛い経験から作りました。
artisanのコメント
- 通常のもの
マイター定規に固定する、というアイデアはユニークでおもしろい。
(この画像はどのような作業工程かは記述されていないので明確ではないが、丸鋸でホンザネでも作っている模様だね)
フェザーボードの鋸との前後の位置関係は留意したい。
然るべくフェンスへ密着させつつ、鋸に正しく送材されるように誘導し、またこれをそのまま維持させるに最もふさわしい位置に固定することだね。
それとフェザーボードの下に“介もの”をしているが、これは鋸との干渉を避けるためのもので、とても有効だね。
ボクはそこまでしていないのでフェザーボードの下部は一部えぐれたまま(汗;)。
画像には写っていないが、当然にもこのマイター定規はクランプで定盤に固定されているとのこと。 - 押さえが2本しかないもの
これもとてもユニークだね。
こうした薄く小さな断面の木片への切削加工は意外と難しいものだが、このような治具は安全かつ高品位に加工するにあたりとても有効。
画像では傾斜盤の口板がケヤキで作られていることが伺えるが、贅沢な、などというイヤミはボクの方で言っておいたので、ほっといてやってください。追柾だしね。
フェザーボードの作り方
さて、このフェザーボードの作り方だが、あえて紹介するほどのものでも無いと考えられるが、FWW誌から1つの事例を引用させていただこう。これはいわゆるルーターテーブル用のものとして作っているが、もちろん丸鋸昇降盤でも使える。
フェンス側にフェザー部とのスペースを空ける設計となっているところが心憎い。
しっかし、帯ノコの使い方が上手だね。
FWW誌、ルーターテーブル用のfeatherboardの作り方。
2008年Sep/Oct号からです。
FWW誌のIDをお持ちの方はここにアクセスすることでPDFが取得できます。