工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

Bamboo Bikes って?

今日は冬の日射しが降り注ぐ好天だった。
眺望できる富士の山にも数日前までとはうって変わり、5合目あたりまですっかり雪化粧。
空気が乾燥していることにも助けられ、青空にとても美しく映える。
そんな陽気にも促され、久々にバイク(自転車)をメンテナンスする。
まずは車体全体をウォッシュアップ。細かなところも使い古しの歯ブラシでゴシゴシ。
その後ギヤ、チェーンなどは灯油を使いダスト混じりの黒ずんだ旧いグリスを取り去り、磨き上げ、新しいグリスをくれてやる。
ボクのは TREKというアメリカのメーカーのクロスバイク。
決して高価な物ではなく普及品だが、ここ6年ほど伴走してくれている愛車だ。
(愛用しているといえばそれなりの意味があるが、ま、買い換えていない、というだけなのだが)
チューブは2回、タイヤは1回交換したものの、ディレーラー、ブレーキなど快調そのものだしね。
寒くなってきたのでグローブも買い換えたが、[Thinsulate]、[DINTEX]を用いた透湿防水防寒仕様のものが、¥980という怖ろしい価格で入手。デザインもまずまず。
ところで、こんなバイクがあるっていうことには驚ろかされた。
bamboo


バンブー自転車 & 持続可能自転車 って ?!
そろそろ新しい奴を、なんて考えていたら、こんなものが出てきた。
OZONEから送られてきたマガジンに挟まっていたパンフレットから見つけたものだ。
基本フレームを天然の竹で作っちゃっている。
“今日の都市環境の中に、自然界の驚異を再導入する”とか言っているが、これって、どうなの?
シャフトドライブだから、おしゃれしても大丈夫 ?
ディレーラーはシマノだから安心だしね。
サスティナブル、ということでゲットしちゃおうかな〜、と詳しく見れば。
価格が問題だった。88万円。
要するにコンセプト バイク、ということでしょ。
ナチュラルでサスティナブルで未来形のデザインということ?
価格はとりあえず、おいといて・・・
しかし竹の需要は真剣に考えるべき、ということは常々思うところ。
昔は様々なところで使われていた。
竹竿はステンレスに代わり、竹カゴ、竹のざるはプラスティック、ステンレスに代わり、竹の皮のおにぎりラッピングは味気ないプラフィルムに代わり、
今や、竹の需要はせいぜい焼き鳥の串?、尺八?
チャイニーズチェアには伝来、竹製の椅子などがあり、なかなか良いなと感じていたが、竹製の家具を考えるのはアリだと思う。
家具とは違うが、顧客の瀟洒な新築のフローリングには竹が使われていた。竹の集成材だね。
しかしどうもこれは日本の竹ではなく、ベトナムあたりのものであったようだ。
日本でも何とか需要を喚起したいものだね。
国内の荒れ放題の竹林は何とかせんとあかんやろ。
ところでこの送られてきたパンフレットは「エコ・コンシャス・デンマーク開催」というお知らせ。
先にも新月伐採の記事の中でも触れたように《COP15》(国連気候変動枠組条約、締約国会議)が、2週間後の来月12月7日からコペンハーゲンで開かれようとしていいるが、これへ向けてのキャンペーンにOZONEも積極的に関わっていこうと言うものだね。
《COP15》では、鳩山政権の25%削減という国連スピーチ(鳩山イニシアチブ)で盛り上がっていたものの、どうも「ポスト京都議定書」の採択はほぼ断念されつつあるようなメディア報道が相次いでいて半ば諦念しつつあったが、これもオバマの温暖化対策法案の上院での委員会可決が危ぶまれていることに起因しているということであれば残念としか言いようがない。(毎日jp
《COP15》会期中、会場のコペンハーゲンからは一っ飛びのオスロでのノーベル平和賞授賞式(12月10日)には出席するというのに、《COP15》はどうも出席しないのだとか。
京都議定書の時は、土壇場でゴア米副大統領が京都に乗り込み交渉をまとめた、という経緯があったんだがね。
なんだかオバマも最近精彩がないね。先の来日の赤坂での講演も、これと言ってサプライズ的な内容は無かったし。
普天間基地はグァムに持っていく ! 、なんてメッセージ出せば大喝采だったのに‥‥。
さてこの三連休、またまた高速道路1,000円走り放題で石油燃料消費し、CO2ばらまきというご時世、何がエコなんだかね。
竹フレームではないけれど、TREK繰って富士を眺めつつサイクリングするってのが、クールなスタイルでしょ。
画像、biomegaサイトからお借りしました。
* 参照
エコ・コンシャス・デンマーク
COP15公式サイト

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