工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

ジェイク・シマブクロの世界へ

様々な思いを残しながら8月も終わる。
今日のエントリは脱力して、YouTube・ホノルルからジェイク・シマブクロの演奏でも‥‥。
ウクレレの名手として国境を越えて活躍していることは知っての通り。
その超弩級の演奏技術は、ウクレレという楽器の概念を大きく変え、音楽性豊かな空間を造り上げてくれている。
どんなジャンルの演奏でも、そこにはジェイク・シマブクロのウクレレの世界の投影が見られるのだが、それは類い希な才能とともに、様々な境界を軽々と越えて広がっていく彼ならではのアイデンティティー(日系5世)というものが背景にあるのかもしれないと思ったりする。
YouTubeでは「Dragon」をチョイスするが、他にもかなり多くのライブ演奏が収められているので、楽しんでいただければうれしいな。

midnight ukulele disco)というサイトにもたまらなく豊かなウクレレの世界が紹介されている。
例えばビートルズの叙情的な名曲「While My Guitar Gently Weeps」(ジョージ・ハリスン作詞作曲、ギターソロはエリック・クラプトンだった)をジェイク・シマブクロの手に掛かると、こんな調子に料理してくれるのかよ、とにんまりしてしまう。
ジェイク・シマブクロさんは今日夕刻、アフガニスタン、ナンガハルから棺に納められた姿で無念の帰国をした伊藤和也さんと同じ31才だけれど、このすばらしい若者が今後どのように飛躍していくのか、ボクにとっても1つの楽しみだ。
最近やたらと用いられる“癒される”などという言葉は趣味ではないが、音楽というものは人の悲しみを少し浄化させてくれる力というものがあることだけは確かなようだ。
* ジェイク・シマブクロ(Jake Shimabukuro) 公式サイト

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