工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

飛んで火にいる夏の虫

鬼ヤンマ飛んで火にいる夏の虫、ではなく“工場に入る夏の虫”。
鬼ヤンマが作業中の工場にとやってきてくれた。
夏のご挨拶。
ただ紛れ込んでしまった、というところなのだろうが、めずらしい来客。
今年は庭でも逢っていなかったので、Welcom !! だね。
(画像は天井からぶら下げた電源コードドラムの引き出し紐で一休みの鬼ヤンマの図)
昨日の撮影だったが、今朝もまだ6mほどもある天井付近をホバリング。
この暑さで窓という窓、ドアというドアを開け放しているというのに出ていかない。
よほど居心地がよいのか、楽しませてくれているのか、その意志を推し量ることなどできはしないが、餌などあろうはずもない工場からは早く出て行かないと飢えてしまうよ。(このトンボの餌は昆虫のはず。パンくずを置いても甘茶を置いても無為だろう)
このクソ暑い(いや失礼)猛暑の中、ひたすら仕事に励む。
世の中はお盆休みというのに顰蹙ものの所業。
納期が迫った仕事なのでお許し願いたい。
2.4mの天板剥ぎのピンポイント雇い核(やといざね)にDominoを使用してみた。
取り回しの効く2mほど位までのものには丸鋸傾斜盤にカッターを付けて6mmほどの雇い核を通しで使うが、2.4mとなるとそれは無理というもの。
これまではこのような場合にはLamelloを使ってのピンポイント雇い核で対応してきたが、Dominoとの比較においてこの程度の加工ではどちらが良いという優先順位を付けられるほどのものではない。
あえて云えば、高さ設定において使い勝手が向上しているというところか。
総じて使い慣れるための選択という程度。
暑さの中、Dominoのスイッチを入れると、内部の潤滑油の鼻につく臭いが立ってくる。
なおこのDomino、強制集塵が必要だがマキタ集じん機の28mmホースがジャストフィット。
しかしお願いだから、この鬼ヤンマ、出て行って貰えないだろうか。そうでないと飢え死にしてしまう。お盆のこの時期、生類哀れみの情はボクにも等し並みに‥。
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