ニンニクの茎を食す
中華料理は週に数回作る。
職人は体力維持、パワーが肝心 !
今日は久々に「ニンニクの茎と豚肉の炒め物」
ボクのこの料理はサイコー !!(自画自賛)
豚肉(三枚肉)の旨みと、ニンニクの茎の歯ごたえ、香りのハーモニー。
中華料理の要諦は調味料、新鮮素材、スピード、炎、と考えている。
簡単なのでその調理法を 。
(所詮、男の料理ではあるけれど、そんじょそこらの中華屋さんに負けません (^_-)v )
【新鮮素材】
- 豚肉は塊の三枚肉(バラ肉)を調理前に細切りにし、塩、醤油、こしょう、酒、少量の片栗粉で下味を付け揉み込んでおく(薄切りにして売っているような肉はダメ。塊を購入して、その都度必要量をカットすること、そして下味です)。
- ニンニクの茎はそのほとんどが中国からの輸入品だが、できるだけ新鮮なものを、穂先がしっかりしているものを選ぶ。
- 他に人参、玉ねぎなど。
【調味料】
・醤油、塩、こしょう、酒、オイスターソース
【調理法】
- 全ての素材をあらかじめ用意。
- 最初にニンニクの芽を油通しをしておく(7〜8分[フン、ではなくブ]ほど火を通す。あまり柔らかくしすぎないこと)。
- 家庭用のコンロは火が弱いので、まずニンニクの茎以外の野菜だけをいためる。
中華フライパンを煙が出るぐらいに空焼きし、まず取り置いた油などでフライパン全体に油を回し、戻す。あらためて大さじ1ほどの油をあたためてからザザッと手早く炒める。この時に適量の塩、こしょうを。 - あらためてフライパンをきれいにしてから再度空焼きし、油を注ぎ入れ、まずにんにくのみじんぎりを入れて香りを出す。
下味を付けた豚肉を入れ、炒める。
この時、お玉で豚肉をほぐすようにしつつ、できるだけコンロの炎がフライパンの中の油分に移るほどまで煽ることが肝要。(熱量とフライパンの内部の油分の関係性で炎が移る) - 8分ほど火が通ったら先に調理済みの野菜、にんにくの茎を戻し入れ、サッと合わせ、調味料を加える(醤油、酒、オイスターソース、ゴマ油)。
柔らかいものを好む方は、スープを適量入れても良いだろう(肉にからめた片栗粉の影響でややとろみも付く)。
【ポイント】
- 調理は段取りが全て。全ての材料、調味料を用意し、イッキに仕上げること。
炒めている最中に空いたコンロで餃子を焼く、なども並行して進め、同時に全てのものが調理し終えるようにすること。 - やはり中華の旨さは、素材の味を引き出すこと。これには必要以上に加熱しないこと、できるだけ同じように火が通るように切りそろえたり、いためる順番を考慮すること、など。
- 最後は中華特有の良い香りを出すこと。調味料はもちろんだが、フライパンに炎が入ることで香りが立ち、旨さが増す(アマとプロの差がこの辺りで出る)
- なおフライパンはうちでは洗剤を使って洗う、などということはしない。熱いうちに水を掛け、ササラでこそげば十分。フライパンの油成分を無くすとろくな事がない。
- 使い続けたフライパンはどうしても裏にも食材などがカーボンとして付着していくので、たまにはディスクグラインダーなどで取ることも重要。
- 当然だがフライパンはテフロン加工などというものは邪道。あくまでも鉄のしっかりしたプロ御用達のものを求めること。
ボクは木工業から排除されたら、ラーメンやさんあたりがお似合いかな、などと夢想する。
全ての来客を堪能させるようなラーメンと、ニンニクの茎炒めを作ろう。
漫画本片手に箸を進めるようなガキからは丼を取り上げよう。
家族や仲間と来客しながらも会話一つせず、ケイタイに夢中な奴からはケイタイ取り上げよう。
食前にタバコをふかすような輩にはお帰り頂こう。
ウム…、やっぱ客商売は向いていないか (^^ゞ
* 本文中、【調理法】の1部分追記させていただきました。(グレー色の部分)2006/02/12
ai
2006-2-12(日) 17:41
これは美味しいでしょう!!
見ただけでわかります(笑)
豚肉を自分で切り味付けしてますから。
artisan
2006-2-12(日) 21:43
aiさんの仰るとおり、です。
ブロック肉はこうした炒め物はもちろんですが、いろいろと使い回しが効きます。
新鮮で美味しそうで安価な時には、たくさん買い置きして、煮豚などにしておくと良いですね。(その後、ポトフ用、角煮用、焼き豚などに)
豚の場合、薄切りなど買ったことがありません。
本文中、1個所、調理プロセスで追記させていただきました。
(グレー色の部分)