工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

宮保鶏丁

鶏料理
ボクは時折、木工家ではなく調理人になっていたら大成したかも知れない、などと家人には変な自慢をすることがあるが、どっちも似たようなところでしょ、と軽く鼻であしらわれてしまう。
‥‥つまらない話しはさておき、週末恒例の買い出しで生の落花生が手に入った。
この品種では中国産というのが市場での一般的な認識であると思われるところ、何とそれはオーストラリア産と記されていた。
中国産であったら手を出したかどうか、というのはビミョウなところだが、農薬入り餃子事件の膠着状態は如何ともし難いですな。
またさらには何でもかんでも中国のものは悪と言ったようなメディアなどの潮流は全く同意できないし、不快でさえある。
これまでお前さんたちの胃袋をさんざ満たしてくれたのじゃなかったのかい?
冒頭から少し本件とかけ離れていく気配であるが、
今日はピーナッツと鳥肉の炒め物だ。〈中国名:宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)〉
落花生


【レシピ】
〈材料〉
鳥肉:やはりもも肉。適当な食べやすい大きさに切りそろえる(加熱すると少ししぼむからね)。塩、コショウ、酒、少量の醤油、スターチで揉み込みながら下味を付けておく。
落花生:可能であれば生のもの。サヤ入り状態であれば入手しやすいかも。
長ネギ:一般的な長ネギを小口切り。
他に:生姜、ニンニク、赤唐辛子、スターチ、ごま油、
〈調理法〉
まず落花生の薄皮をしっかり取り去っておく(これがなかなかやっかいな作業)。
フライパンにサラダ油を入れ、落花生を比較的低い温度から投入し、油温を徐々に上げていく。画像のものは少し加熱しすぎだった。色よく揚げ(揚げたてを口にしたとき一見フニャッとしていても、余熱でカリッとなる)、これをキッチンペーパーで油抜きしておく。
下味の付いた鳥肉は中火でよく炒めておく。
フライパンをキレイにした後、良く加熱した状態で少量の油を入れ、ここに生姜、ニンニク、赤唐辛子を入れ、香りを立たせ、ネギを加え、さっと炒め合わせ、ここに取り置いた炒めた鳥肉を入れ、最後に落花生を戻し、混ぜ合わせ、日本酒を振り降り、ごま油を差し、
ハイ ! できあがり。
やはり、生の落花生を使うことで、外がカリッと、中は落花生本来の香ばしさと意外な柔らかさが、良い。
超簡単なものなので、お試しあれ。

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  • おいしそうですね。
    今頃、生の落花生?と思ったらオーストラリアですか?
    私の工房の周辺は落花生の産地ですが生を手に入れるため
    には特別なルートが必要かもしれません。
    それとも自分が知らないだけでスーパーなどにあるのかな?
    今度、国産のシーズンになったら気を付けてみます。

  • acanthogobiusさん、こんなエントリにコメント頂き感謝でありまする。
    オーストラリア産のものは小ぶりです。
    やっぱり千葉は八街、成田あたりのものが最高でしょ。
    以前はこのスーパーでは国産のものもあったのですが‥‥。(価格的には数倍しますが‥)
    この四川料理、ビールが進みます。

  • いいですねー
    美味しそうですねー
    >スターチで揉み込みながら
    プロみたい です

  • kokoniさんちのパーティーにフライパンを持ってコックとして出掛けましょうか。
    プロのようなエプロン着て。

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