Archive for the ‘材種、素材’ Category

作業台、あるいはWorkbench(続き、のようなもの)

今日は黒猫の話ではなく、Workbenchに用いる材料などについて、考えてみます。 ケヤキで作られたWorkbench 最初のWorkbenchを制作してから数年後、当時福知山の訓練校に通っていた友人から、奈良市内のある […]

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【木の大学講座 2015 第十二期「ブナと栃の時間」】ご案内

はじめに 木工家具の主たる素材は木ですが、一般には板に加工されたものを市場から調達して用いています。 あるいは原木市で丸太を競り落とすところから始められる人もいるでしょう。 私の土場や倉庫には買いそろえた材木に潰されんば […]

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ブラックウォールナットの仏壇

材料 良いものを作るには、様々な要素の集積が必要となるわけですが、私たち家具職人にとり、重要なファクターの1つが素材であることに異論は無いと思います。 これはたぶん、ほとんどのモノ作りにおける真理の1つだろうと思いますが […]

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建築資材の「進化」と流通の激変

建築資材の進化 昨今、建築資材の進化が著しい。 恐らくは今回のような建築に直接関わることが無いかぎり、そうした変化に気づかずに過ごしていたかも知れません。 新しい様々な金属素材(例えば、当工房の壁面はガルバリウム鋼板での […]

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ケヤキのかほり

ケヤキを削り上げる作業は独特の高揚感がある。 何故なのだろう。 ケヤキ特有の芳香に包まれながらの“快楽的作業”という側面も、これに関係していると言っても良いかも知れない。 人の五感の一部を刺激するという感覚は、直裁的であ […]

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マホガニー 三題

矧ぎ口 TOP画像はマホガニーで甲板を作る工程、矧ぎのための準備だ。 デスクの甲板なので700mmほどの幅を穫るが、今回はぜいたくに2枚矧ぎでの構成。 この矧ぎ口の精度を確認しているところだ。 矧ぎは、その接合部の密着度 […]

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一時代を画した〈マホガニー〉という材種

色の名称に〓マホガニー色〓(#692927)というものがあることは良く知られているが、他の木材でそのように色を表す一般名称として使われているのはあまり無いと思う。 これはマホガニーという材種がそれほどまでに独特な色調を持 […]

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抽出の材は何をお使いですか

これまでキャビネットの抽出の側板には様々な材種を用いてきた。 もちろん、前板と共材で使うこともあったが、その多くは桐、朴(ホウノキ)、榀(シナノキ)、桂(カツラ)などの、いわば軟材に属する樹種たちだ。 大昔、朴の代替材と […]

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クルミ材と国産材の需給逼迫

画像は鬼グルミだ。 この原木を購入したのは10年以上も昔のこと。 クルミは乾燥後であっても、白太に限らず赤身にまで虫が入るので、あまり放置しておけないのだが、コイツの虫食いはかろうじて白太で停まっていた。 昨今、国産のク […]

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ノブもまた木工芸

M8のノブである。 木工品の部材の1つなんだが、少し多めに作った。 2種の長さがあるけれど、ヘッドは同じ形状。 材種はクラロウォールナットを主材に、メイプル(カーリー杢)をあしらった。 あしらったと言っても、M8のステン […]

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