日立ハンドルーター〈M12〉は健在

手持ちの電動工具でベアリングを交換するというのは初めてのことだった。
大型の木工機械では数回の経験がある。
しかし電動工具用のベアリング交換は簡単そうに見えても専用工具が無いと無理でありメーカー修理へと出した。
M12という日立工機のハンドルーター。
起業当時から使っているので、ほぼ20年の稼働。
ルーター作業のほとんどは大型のピンルーターに依ることが多く、ハンドルーターの出番は少ない。
せいぜい蟻溝加工であるとか、大きな天板の成型加工などか。
そうした使用状況のため20年経過するもこれまでベアリング交換の必要がなかったと言うことだろう。
このところ使用上の不具合があったわけではないのだが、回転音の不調があり、こりゃベアリングがイカレてきたわ、と察知し修理交換へと出向かせることと相成った。
本来であれば購入店を介してというのが普通のようだが、県庁所在市に「日立工機販売」があり、ここで受け付けてくれることを確認し持ち込んだ。
最初事務棟のドアを叩くと、ここではなく隣の棟だと言われ、「修理センター」なる小さな看板のドアを見つけ入ると、そこはいきなり工場だった。
なるほど、どこかに持ち込むのではなく、各地域の販売店に付設された自社の修理センターでスタッフが直接行うのだと知った。
たいそうな機械がおかれているというのではないが、プレス数台、中型の旋盤1台、その他測定機器等々。
中年の機械工風の一人のスタッフが忙しそうに立ち働いていた。
ベアリング交換だと4、5日見てくれればやっとくよ、そこの紙に名前書いといて‥‥、と言われ、少し話でも伺おうかと粘るつもりが気勢をそがれやむなく退散。
修理完了の連絡をもらい引き取りに行くと、今度は事務棟の方だという。
ビニールで覆われた我がマシーンが待ちかまえていた。
その場で電源を借り、回転の確認をさせていただく。問題なくスムースな回転で音も悪くない。
ところが修理費用の精算処理がうまくできない。
伝票をあちこちと探し回る風。
??、どうもユーザーが直接持ち込み修理依頼のケースはほとんど無く、そのための伝票様式が用意されていないためであったようだ。
迷惑を掛けて済まないね、と少し詫びつつ暫し処理を待ち、無事済ますことができた。
経費、7,000円ほど。これは直接の依頼と、販売店を介してのものとの差異はないだろうと思われる。
その後、特段の用があるわけでも無いのに件の修理センターを再訪。少しお話しさせていただきながら、スナップを撮らせていただく(Top画像)
これでこのM12もさらに20年の使用に耐えられるかな?(それはあまりに甘い期待?)
いやいや現在の我が工房でのハンドルーターのメイン使用はFestool社の《OF 1400EQ》に大きくシフトしていることで出番は少なくなっており、かなり長期にわたって使っていけるだろう。




“無窮花”と呼ばれるのは“一日花”ですぐしぼむが、次ぎ次と花を付けるところからのもの。
まず材料だが、目が通った柾目の幅広材を使いたい(わざわざ木取るのではなく、他の家具制作の際の落とし〔余り材〕を使えば十分)
さて、こうした傾斜の剥ぎ部分は雇い核(やといざね)というものが一般に良く用いられる。
こんな稼働率ではLamelloがかわいそうではあるが、一般に日本の木工職人は丸鋸昇降盤を自由自在に使いこなせるので、あまりこうした工具に依拠する必要性が無いということからすれば、Lamelloに悲嘆されるのも仕方がないところだろう。
土曜の朝はピーター・バラカンのNHK FM「





木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
