CLARO(クラロ)って何さ

画像はウォールナットの亜種、CLARO WALNUTという樹種を用いた甲板の部分。
いわばCLAROのCLAROたる所以が表れている。
ご覧のように上下の細胞組織が分断されているのが確認できると思う。
また上のその部分から大きく絞り込まれているのも判るだろう。
理由を明かせば、これは接ぎ木された痕跡だ。
CLAROという樹種の由来を明示的に示している。
ちょっと不鮮明だったかな。
では次に下の画像はどうだろうか。
上は木表の方だが、下は木裏。
この板はかなり髄心(Pith center)に近い部分だが、それだけにこちらは接ぎ木した痕跡が明瞭。節のような黒く欠落した部分があるが、まさにここが接ぎ木の場所だ。(画像下、右下の影は送り寄せ蟻部分)
この丸太には無かったが、他のCLARO原木ではこの部分に太い釘が使われていて、刃物を大きく欠損させてしまうという失敗を数度やらかした。
上部は明らかに細胞組織が異なることが見て取れると思うが、異なる樹種を接ぎ木したことによる。
その結果、下の台木の方には上の接ぎ木された樹の細胞がアマルガムに混入し、変異させられ、一般のブラックウォールナットには決してみることのできない独特の色調をもたらす。
チョコレート色から赤紫色、そして黒から緑色へと、その色調は一様ではなく、それそれが縞状に絡む。
また木理もより複雑になり、縮杢、バール杢などが醸されることが良くある。
この丸太にも見事なバール杢、縮杢が出てきた。






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