工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

MacBook Airをめぐる喧噪はまだまだ納まらない

MacBook Air1MacBook Airは確かに美しく快適なマシーンだ。
未だに店舗での供給態勢を見れば強い需要に見合うだけのものは提供されていないようだ。
そうした中で特徴的なこととして意外にもWinユーザーが購入していくケースが多いのだという。
これにはTVCMの効果が大きいのではないかと分析する人もいる。
ボクはTVはほとんど視ないのだが、家人に教えられ一度だけあの封筒から取り出すCMを視た。確かにあれはインパクトがあるからね。
Winユーザーから興味を引かれるというのも、先に更新したMac OS X Leopard ではWinでも起動できるBootcampというアプリが標準搭載されたことが知られつつあるということだろう。
Macに掛けられたあらぬ誤解も解かれる日も近いのだろうか。

  • Macはビジネスユーザーには使えない、
  • Macはおしゃれだけれど操作が難しい、
  • Macは高すぎる、
  • Macはこれまで保存してきた資産(ファイル)が使えない、

これらはすべて根拠のないウソ。

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“手作り家具”と機械設備(その16)

機械設備と電動工具の差異および選択基準(その5)

これまで木工加工における様々な機械の活用とそれらの機能を一部代替する電動工具についての特性と、差異を確認し、また総じてそれらの選択基準についても考えてきたが、さらにいくつかのジャンルが残っていた。

仕上げ工程における機械と電動工具についてである。

加工を終えた家具の部材は組み上げる前に水引きをし、一鉋(ひとかんな)を掛ける。
うちではまずは一通り「超仕上鉋盤」(スーパーサフェーサー)を通し、ナイフマークを削り取る。
その後「超仕上鉋盤」では困難な逆目の切削などを手鉋で行う。

残念ながらこれらの工程を担う電動工具は存在しないのではないだろうか。
「超仕上鉋盤」か、手鉋か、ということになるだろう。
なお、この鉋削りの工程を省略するというところもあるというので、驚いたことがあるが、高品質な木工家具を作ろうとする者としては、かなり強い違和感のある考え方であることを記しておきたい。

うちでも国内では最高の切削精度を有するという定評の高いプレナーを使用しているが、しかしあくまでもプレナーはプレナーでしかない。

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雑誌掲載と広告

先の雑誌掲載の記事に対して知人から「これは広告なのか」というお尋ねがあった。
記事ではそのような受け取り方をされてしまうようなものだったかもしれない。
確かに雑誌では広告とも企画記事とも、どっちでも取れるような、ボーダーな商品の扱われ方が氾濫しているのは事実。
まず申し上げておかねばならないが、これは広告ではなく、あくまでも雑誌編集部の企画もの。
近親者が雑誌社にいるとか、こちらからプレゼンテーションしたからとか、そうしたものでない、全くの飛び込みの出稿依頼だった。
またそこには一切の金銭的な関係は、無い。
うちのようなところにも電話などでの雑誌掲載依頼は多い。
実はその多くは「広告」的なもので、当然にもお金を求めてくる。
うちでは、これまではそうした「広告まがい」のものも含め、出稿したことはない。

ただ注意していただきたいのは、これは善し悪しを語っているのではなくあくまでもボクの個人的な考え方を述べているに過ぎない。
「広告」をハデに打って、経済基盤を安定させ、より良い作品を生み出すのも1つの戦略ではあり得るだろう。
ただボクにはそのような考え方に馴染まない、と言うに過ぎない。

インテリア雑誌の紙面は一見して広告とは思えない構成となっているものでも実はその少なからぬ部分が「広告」としての実態を持っていることはあまり知られていないのかも知れない。
公器である新聞ではあまり許容されていない、報道と、広告のあいまいさというものが、雑誌では実に巧妙に組み込まれており、雑誌発行における経営的基盤をここに置いているというのが実態だ。

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“手作り家具”と機械設備(その15)

機械設備と電動工具の差異および選択基準(その4)

〈加工プロセス〉

〔溝突き、段欠き など〕

家具制作においては様々な工程があるが、この溝突き(大入れを含む)、および段欠きの工程も高い頻度で用いられる。

これらの工程もやはり昇降盤に然るべく適切なカッターを装着して行うのが一般的であり、望ましいスタイルだ。
もちろん、これに代わる溝突き専用の電動工具もある。
あるいはハンドルーター、ルーターマシーンで行うことも可能だろう。

いずれも被加工材の個別具体的な状況に応じて、選択するということになるだろう。
ただやはりこれまでも何度も解説してきたように、昇降盤を用いることが可能な加工材の状況であれば、これを主軸に使いこなすのが基本。

例外的に、加工材があまりにも巨大で、昇降盤上で扱うのが困難、あるいは屋外での作業環境を強いられる、といった特有の環境において、電動工具(溝突き機、ハンドルーター)の出番となるだろう。

アジャストカッター4種傾斜盤でのこのような用途に一般に用いられるのがチップカッターという固有の溝幅を切削する刃物であある。

うちではあまり多様には揃えていない。
・6mm 、9mm 、12mm 、15mm 、30mm といったところ。
 *一部毛引刃の付いていない縦溝専用のものもある

なおこれらの定寸の間を0.1mm単位の幅で調整し、溝を突きたいということであれば、これに最も適合するのがアジャストカッターだ。

これは鋭利な毛引刃と平刃を有した2枚のカッターと、その間に0.1mm単位の間座(スペーサー)を挟み、切削幅を任意に設定できるというもの。
うちでは以下の4種を揃えている (画像.上:左から順に)
■ 3mm〜5.5mm
■ 6mm〜11mm
■ 11mm〜21mm
■ 21〜40mm
これだけあれば、3〜40mmまでを0.1mmステップで調整可能となる。
一般には7″のサイズのもので十分だろうが、画像・中は8″の大きさのもの。

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冴えない1日と画像三題

梅
今日もいろいろとあわただしく一日が過ぎていった。
まず1つ問題が起きた。
プレス機の動力が動かなくなってしまった。
板差しのキャビネットを組むに当たって、プレス機をボデープレスとして使い終えた後のこと。
戻す際、上昇のリミッターが働きはしたのだが、その後全く作動しなくなってしまった。
弱ったねェ。うんともすんとも言わない。
仕方なく配電盤の蓋を外してみたら、案の定リセットボタンが飛び出していた。
過負荷でサーマルリレーが働いたのだろう。
これはとりあえず押し戻せば、動力は回復する。
しかしサーマルリレーの作動の原因を確かめねばいかんだろう。

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オスカーの行方・ハリウッドの転機は

第80回アカデミー賞の発表・授賞式が24日(日本時間25日)、ロサンゼルス、コダックシアターであった。
日本で話題になっていた「モンゴル」主演の浅野忠信(外国語映画賞にノミネート)は残念ながら賞を逃した。
今年は巨匠が相並ぶ外国語映画賞だったので、「モンゴル」の受賞が簡単ではなかったことは素人目にも納得。
浅野本人も「とても素晴らしい経験をさせて頂きました。感謝します」と言っていたようだが、彼らしいさばさばとした良いコメントだった。
俳優人生は長い。弛まない努力、意志とチャンスさえあればいずれオスカーを手にすることの出来る役者だろう。
今回はあまり注目していなかったためか、どのような作品がノミネートされたかもチェックしていなかったが、1つだけ嬉しかったことを上げれば、《エディット・ピアフ 愛の賛歌》のマリオン・コティヤールが主演女優賞を受賞したこと。

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《Love sofa》雑誌掲載

弥生3月を1週間後に控えて底を突いたかと思うような寒さだ。
週末、原木買いといくつかの会議出席などで出掛けた名古屋でも雪が散らついていた。
富山では猛烈な高波で3人の死亡。自然の脅威というものは文明が如何に高度化しようとも避けられないものなのだとあらためて印象づけられた。
ランティエ昨日発売の『Rantier』という月刊誌にうちの新製品として「Love sofa」が紹介されている。
画像はその部分。
興味を持っていただけたら、ぜひ購入してもらいたい。
30〜40代の男性向けの趣味的な雑誌のようだ。
「新高等遊民マガジン」とサブタイトルされている雑誌なので、おおよそそのコンセプトも推し量ることが出来よう。
しかし、執筆者の面々を見ればさすがに大手文芸出版社(角川春樹事務所)だけあって、なかなか読ませる雑誌となっている。
ボクの作品がこんな雑誌に?、と意外感を持たれる向きもおありだろうが、ボク自身も同じようなもの。
何で? 年明けに編集員女史から電話が入ったのが最初。
Webをサーフィンしていてキャッチしたのだという。
ありがたいことだ。
読者層は可処分所得の高い男性(ヤングリッチとか言うのかな?)だというので、購買にも繋がる、かな?
URLも表記していただいているので、このBlogにもジャンプしてくるかもしれないが、在庫が1つしかないことをあらかじめ表明しておこう。(早いものがち)
二人目からは、
「納期3ヶ月待てますか?  」
ということから話を始めねばならない。
反響次第では継続掲載してくれそうなので、ぜひにとお願いしておこう。

MacBook Air:リモートディスクで《Office2008》を

MacBook Air アプリケーション
今日の夕刊にはMicrosoft社がOS Windowsなどの基本技術情報を公開すると発表されたことが報じられている。(AFP BBNews
本当かね、と耳を疑ったが、しかし時代は明らかにオープンソフト、あるいはオンラインソフトへと大きくシフトチェンジしてきていることをみれば、あのマイクロソフトの寡占状態も侵食されつつあることへの危機感の表れとみることができるのだろう。
ところでMacBook AirはIntelチップ仕様。
これまで使っていたソフトの全てが対応してくれない(はず)。
最低限必須のソフト 「Office」をいち早く入手。
先月中旬 Microsoft Office Mac2008が新たにリリースされたばかり。Power PC、Intel両者に対応。
これをAmazonから購入(Apple純正:文書、プレゼンテーションソフト「iWorks」とともに)。
実はこの購入には迷いがあった。
冒頭のような潮流の変化に、今さらMacユーザーがどうしてOfficeかよ、との囁きが聞こえてきたからだったが、ヘタレな性格なためAmazonでブチッしてしまった。
しかも、Apple純正の「iWork2008」も一緒にだよ。
3度目の更新となる「iWork2008」には、表計算のソフトもあると言うんじゃない。
Googleのオンライン事務ソフトも使える環境があるしね。
何で今さらMSのOffice?
業界標準とは聞こえがよいが、時代の趨勢はMSの頸木から如何にして脱却するのか、ということではないのか。
さてところで買ってはみたものの、光学ドライバーも無いAirにどうやってインストールするの。

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“手作り家具”と機械設備(番外編 その2)

Dominoでホゾ穴

板差し(板指し?)の場合のホゾはどのように?

意外とこの辺りのことは、人それぞれかも知れない。
画像は「ライティングビューロー」の帆立、机面部分のホゾと大入れ。

ライティングビューローの場合、この机面の奥行きは浅い。
何故ならばこの後ろに、いわゆる「お宮」と言われる縦横様々に仕切られた棚が納まるので、本体部分の机面は奥行きいっぱいにはしない。
したがって、正面に近い部分は2枚ホゾにし、残りは大入れで納めることが多いが、帆立幅方向中央部に近いところへのホゾの穴開けは角鑿盤では無理。

この問題はDominoによって簡単に解決する。
大入れの溝幅をDominoの刃径にし(この場合8mm)机面の後ろのホゾ部分の穴開けをDominoによって穿つ(画像、白チョーク部分)。

ホゾ穴の端末は当然半円となるので、ホゾもこれに合わせると良いだろうが、そこまでしなかった。
Dominoの振れ幅は最大にしているのがお分かりだろうか(Dominoヘッド部分、緑色の円形ダイヤル)。
Lamelloにしてもそうだが、こうした電動工具の場合、位置決めが少しやっかいだね。かなり神経質に計測しなければならない。

ただLamelloもDominoも正しく操作すれば、切削精度は高いので、神経質にやっただけの結果は得られるだろう。

なお言うまでもないが、このような大入れ部分はルーター(ハンドルーター、ルーターマシーンいずれも)などではやらないこと。
丸鋸昇降盤にカッターを付けて掘る。
その切削精度、切削肌、簡便さ、いずれにおいても昇降盤に取り付けるカッターに優位性がある。

hr

Airがやってきた

MacBook Air
突然だった。MacBook Airが手元にやってきた。
昨日お昼頃Appleサイト、AppleStoreの対象ページを確認すると、それまで2-3週間後の出荷予定となっていたものが、7日-10営業日、という記述に替わっているではないか。
ほぅ、少し供給量も安定してきたようだね、
もしや、と思い発注先の店舗に電話すると、少し寝ぼけたような声で
「入って来ていますよ」との返事。
「オィオィ、来てるの?、オプションはどうお?」
「本体だけですね」。
ま、いいや、
「夕刻受け取りに伺います」
ということで、やっと丁度発注から一ヶ月後、この店舗としては1号機ということのようだが、手元にやってきた。
食後、はやる心で何とか今日中にセットアップ、と意気込み、パワーボタンを入れる。

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