Archive for 6月, 2006

鉋 vs スクレーパー(その4)

道具の選択というものはその職人(木工家と別称しても良いが)の志向する木工芸の内容を、あるいは時にはその本質の一端をも規定づけるものではないだろうか。 1つの作品の完成へと向かう道筋もその職人によって実に多様なプロセスを辿 […]

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鉋 vs スクレーパー(その3)

【スクレーパー】 さて主題のスクレーパーである。 木工加工工程においてこのスクレーパーという工具はどのような位置づけにあるのだろうか。 これまで述べてきた仕上げ工程における切削、あるいは研削に用いられる道具の中にあってそ […]

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鉋 vs スクレーパー(その2)

【日本の台鉋の特徴】 純度の高い炭素鋼を用い、適切な鍛造工程を踏んだ刃物を打ち鍛え、これを熟練した木工職人の手で研ぎ上げ、そして適切に下端調整された鉋台にすげれば、もう誰が引いてもすばらしい鉋屑を出すことが出来る。 台鉋 […]

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鉋 vs スクレーパー

Scraper(スクレーパー)という道具がある。 様々な用途で用いられるので、木工とは関係のない業務、あるいは広く生活面でも活用されているものの1つだ。 ビルメンテナンス(お掃除するおじさん、おばさん)、駅の掃除やさんが […]

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くるみ ラウンドテーブル

ここ数日お天気も安定していたので、中断していたテーブル天板の加工仕上げが進み完成した。 先に報告したウォールナットのコーヒーテーブル“端ばみ”とほぼ同様の脚部デザインを持つ、ラウンドテーブル。 1.100φの天板サイズな […]

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コーヒーテーブル(HASHIBAMI)

今日は夏至。 一昨日19日はとんでもない陽気だった。それまでの雨があがったのは幸いであったのだが、一転乾燥した大気に取り囲まれた。湿度計の針は40%の下を指している。 こんな状況では木はめちゃ動いてしまう。(画像の1部、 […]

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工房取材の雑誌発刊

以前触れた雑誌メディアの取材による掲載雑誌が発刊されたようで、出版社から贈呈本が送られてきた。 ◆『WOODY STYLE週末工房 No.5』 (誠文堂新光社) 「Studio Furniture / 家具工房」というコ […]

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職業としての家具作りについて(10)

「家具工房」という生き方について 幸せで豊かな人生を送りたいと思うのは人として誰しも共通の願いだ。 しかし「幸せ」も、「豊かな人生」もその基準はとても茫漠なもので人によっても、考え方によっても様々だろう。 「家具工房」と […]

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梅雨空を仰ぎ見る

当地域では昨夜は豪雨。皆さんのところではどうだったでしょう。被害がないことを願います。 時節柄このような雨も仕方ないところ。 しかし木工という業務になれば、いくつもの制約の発生に頭を悩ませる。あれもできない、これも止めて […]

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新たなデザインでのコーヒーテーブルを制作しようと考えている。 構成としては4本脚、幕板なし、シンプルでモダンなもの、という要件でいこうと思う。 そこでまず脚部から木取り、加工。概ね思い描いていたデザインでいけそうだ。 設 […]

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