陶額との格闘
他の工芸作家との共同製作は、日常の業務範囲を超えた難しさと楽しみが同居した魅惑がある。
写真は陶芸家「棚岡二三四」さんの陶板を額装したものである。
この陶芸家とは以前蒲郡プリンスホテルで2人展をしたことがきっかけで、親交させていただいている。
正直申しますと、女性の陶芸家、ということで紹介を受けたときはあまり乗り気にはなれなかったのですが、作品を拝見したとき、その誤解は理不尽だということにすぐ気づかされたのでした。女性性を売りにしたような作風かな、などと想像していたものの、何の、それは見事な焼き締めによる作品群なのでした。
薪窯焼き締めによる制作ということなどもあり、ゆがみもその特徴の一つだ。
したがって額装には平面画などとは全く異なる3次元の作品を魅了させる見せ方、納まりの妙が要求される。
額に用いた材種はブラックウォールナットが主材で、平面画のマットにあたる部分はカーリーメープルを用いコントラスを付け、作品をより際だてる企みをしたつもりだが、果たして。
なお陶額の絵付けは大磯の画伯 石踊紘一氏によるもの。
満月を背景にススキとオニヤンマ。棚岡庵でのスケッチかもしれない。
今晩は思った以上に良い額装ができたので、「ふきのとう」を天ぷらにして、軽く一杯。頂きま〜す。
明日はひな祭りです。
ai
2005-3-3(木) 11:52
blog開設おめでとうございます!
春にとおっしゃていた通りでしたね。
ブラックウォールナットの額装、いいですね。
3人の工芸作家のコラボになるわけですね。
これは厚みはあるのでしょうか?
当方のblogにもLINKさせていただきます。
そうそうこのblogはTypePadではないのですね。
artisan
2005-3-3(木) 22:23
藍さま これまでのBBSへの投稿に引き続き、どうぞよろしくお願いします。
陶額の厚みですか? ほぼ70mmほどになっちゃいました。陶そのもののユガミが大きく、なかなかやっかいでした(笑)。
これもやはりTypePadになります。
使いこなしは、藍さんのご指導を仰ぎ、じっくりやっていきます。
HTML、CSS 編集可能ですので、これでもかなりの程度カスタマライズしています。
こちらでもLinkさせていただきました。
ありがとうございました。
そちらでは、ふきのとうもまだ雪の下深く凍えているのでしょうかね。