工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

Mさんの筍

土佐煮
写真のお総菜はタケノコの土佐煮。
タケノコは筍と表記しますね。竹かんむりに旬という文字をあてます。
竹の旬というわけです。良い表記ですね。
あらめがなかったのでただのワカメと、先にいただいたネギをしっかり焼いてから添えました。かつを節をてんこもりに掛けてどうぞ。
拝啓 Mさん、筍をありがとう。もちろん、頂いた日にすぐゆであげました。(この筍はその時にゆであげたものを冷蔵保存して、あらためて煮たものです)
とてもやわらかで良いものでした。ご実家の九州からのものですかね。
お訪ねいただいたときは、たまたま留守していましたのでお話し伺えず残念でした。
お仕事はいかがですか。もう慣れましたでしょうか。


九州でなさっていた木工と、静岡のそれとではかなり取り組み方も考え方も異なっていたりということもおありでしょうから、戸惑うことも少なくないかもしれませんね。
しかしかなりの程度で技能を修得されてきたことでしょうから、そうした些末な違いなどはすぐにでも慣れてしまうことと思います。何ら心配することはありません。
例え海外で木工をするということになりましても、日本での技能は全く問題なく発揮することができると信じたいですものね。
機械設備の違い、道具の違い、など周辺環境の違いからくる戸惑いなどはあるにしましても、体得された技能などはユニバーサルなものでしょう。
むしろ仕事に取り組む姿勢であったり、木工という工芸への考え方の違いであったり、あるいは生活慣習の違いであったりといういわば文化的差異にとまどうことのほうが多いことだろうと考えられます。
むしろこれまで培った考え方、技法を新しい職場で発揮することができれば、その職場にも新たな血が注がれるということでのふくらみも出て、静岡の木工にとっても良いことであるに違いありません。
機械設備のレイアウトの違いなどで怪我などなさらぬよう留意され、大いにご活躍ください。
                   写真 器は小鹿田焼(おんたやき)

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