工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

愛車破損という忌まわしい週末

今日はなんと忌まわしい日であった事か。一瞬の出来事が週末の心浮く気分を台無しにしてしまった。
購入して1年足らずの乗用車をぶつけられてしまった。
大きな破損に至らなかったので板金修理くらいで済みそうで、走行上の後遺症は全くないと思うけれども、この気分のめいりへの保障もしてもらいたいものだ。
まだ日差しが残っている夕刻の時間帯の地域の郵便局本局駐車場構内での事。
当方は駐車場の所定位置にバックで乗車、停車していた。
当方とは前後逆に隣に駐車していた軽自動車が出庫しようとした動作の時に、当方の前輪タイヤハウスから運転席側ドアーにかけて、思いっきりぶつけながらカーブを切りながらバックして出て行こうとしたのだ。
何と、大きなショックがあったにもかかわらず、そのまま出て行こうとするではないか。
「こら〜っ、逃げるのかー  」と、大声をかけ立ち止まらせる。
降りてきたのは。初老の近くの工事現場に作業に従事する飯場居住の土木作業員(交番での認定)。
慌てふためいた様子で、「ダイジョウブだと、思ったんだけどな〜」と嘯く。


その後近くの交番に両者出頭し、事故報告。
警察官曰く、「一方は停車していたのだから、あなたの(相手を指して)方が全額払うようになるね」と、明確な所見。
しかしその判断は当然とはいえ、めちゃくちゃなドライビングから起きた事故でもあり、また当方が押しとどめねば逃亡を図ろうとするその悪質さには何らお咎めがないことへはやりきれない思いが募る。
須く、保険会社が全てお金で解決するという事故処理の方法は、人身への障害などには至らなかったとはいえ、実に合理的手法とはいえ、あまりにもやりきれないではないか。
相手車両は中古の軽自動車で、破損は前部バンバーの角が傷ついただけ。
自分で言うのもヘンだけれど、ボクの運転は丁寧すぎるくらい丁寧なつもり。
以前にも記述した事があるが、歩道に渡ろうとする歩行者がいる場合には後方を確認しながらできるだけ停車するようにする、あるいは身体的弱者(障害者、幼児、老人など)の歩行者がいれば極力スピードを落とし通り抜けるようにするなど、ある種の徹底を自らに強いている。
一方高速道などではかなりのスピードは出す。ドライビングの快楽も味わおうという立場でもある。つまり、メリハリの効いた運転を旨としている。
しかし今日のように停車していて一方的な受け身の立場ではどうしようもない。避けようがないのだから。
話題を変えて…、カンヌ映画祭では昨日小林政広監督の「バッシング」がメイン会場で満席の中上映され温かい拍手に包まれたという。

 第58回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に出品された小林政広監督の「バッシング」が公式上映された。
 同作品は、中東で人質になった後、解放され帰国した主人公が、社会からバッシングされる様子を描いている。
 主演は占部房子で、大塚寧々も出演している。
 同映画は、イラクで人質となった高遠菜穂子さんをめぐる事件にヒントを得たものだが、記者会見で小林監督は、高遠さんが日本でバッシングを受けた理由を説明するのは難しいと述べた。
 ただ、同監督は、人質問題に対する小泉首相の姿勢や、保守的な日本のメディアにより、そうした世論が形成されたとの見方を示した。
 また、弱者を攻撃する傾向があり、日本社会は病んでいるのかもしれないとの考えも示した。
ロイター

公式サイト(参照)を見るとヴィム・ベンダーズ(独)の「DON’T COME KNOCKING 」が、ジム・ジャームッシュの「 BROKEN FLOWERS」が上映されるらしい。
イランイラク戦争を描いたイラク人のハイナー・サレーム監督の「Kilometer Zero」あたりが本命になるのだろうか。TVで数カット放映していたけれども、コミカルな描き方で、戦争の悲惨さ、むなしさを浮かび出しているようだ。

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