工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

アナログ人間の抗い

ドラフター
先のエントリ「ドラフター故障」は結局修理不能ということになり、互換品を新たに購入することで決着した。
物入りのこの時期、想定外の出費で悩ましいこと甚だしい。
しかもデジタル表示のものは現行品でもメーカー在庫のものでも無いとのことで、アナログ表示仕様のものとなり、仕様は劣化するは、出費は強いられるわで、散々な目にあってしまった。
‥‥何という人生だ !?
このアナログ表示のヘッド部、まだ慣れないせいもあるが、操作性はやはり芳しくない。
ボクの設計には椅子に限らず、キャビネットを含め比較的頻繁に角度傾斜させた線を引くことがある。
これは意図してそうしているというのでではないが、構造上、あるいはデザイン上、欠かせないエレメントになるからだが、今回のドラフターヘッドの交換で、もしかしたらそのあたりの変化が出てくるかも知れない。
‥‥そんな訳はないか。
先のエントリへのコメントにもあったように、どうしてCADを使わないのか、ということには、ただヘタレで修得しきれないからと答えるしかないのだが。
一応は「VectorWorks」もMacに保存してあり、テキストブックも購入し、暫し練習もしたのだが、あえなく挫折。
よほど複雑なものでも無い限り、このドラフターを使えば家具設計の図面は1/10縮尺で簡単に書けてしまう。
CAD修得に掛かる時間があれば、このドラフターでいくつもの新たな設計もできそう。
‥‥なんて、考えではあきませんな。
もっと執着して学習せねばダメだね。
宝の持ち腐れではまずいので、何とかあらためて重い腰を上げてがんばろうか。

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