工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

iPhoneアップデートとGoogle Mobile Appアップデート

iPhone2.2
本日、かねてより噂されていたiPhoneファームウェアの更新があった。
iPhone2.2(5G77、264.4MB)
更新内容は話題になっていたものを含む盛りだくさんのものとなっている。

  • 絵文字機能をサポート
  • マップ機能を強化
     ・Google ストリートビュー
     ・公共交通機関および徒歩による経路情報
     ・ドロップされたピンの住所を表示
     ・メールによる位置情報の共有
  • メール機能を強化
    スケジュールによるメールのフェッチに関する原因が特定された問題を修正
  • 横幅の長いHTML メールのフォーマットが向上
  • Safari の安定性およびパフォーマンスが向上
  • Podcast の iTunes アプリケーション(Wi-Fiおよび携帯電話ネットワーク経由)でのダウンロードが可能
  • 通話着信時のエラーおよび回線切断の発生頻度が減少
  • Visual Voicemail メッセージの音質が向上
  • いづれかのホーム画面表示にボタンを押すと、最初のホーム画面に移動
  • キーボード設定の自動修正機能のオン/オフ設定

画像はGoogle マップの「ストリートビュー」。
個人情報に関わるところから様々問題が指摘されるサービスだが、モバイルではいち早くiPhone マップに搭載。
コンピューターでのWebブラウジングとさほど代わらない操作感。
ここは銀座通りのアップルストア前だね。(PC向けのものと、何故か撮影された時期が違うようだ)
ストリートビュー


「絵文字」に関してはボクは全く使用しないので無用なるも、アンチiPhone派には見逃せない要素なのだそうだ。
このiPhoneのOSだが、個人的希望としてはコピペがサポートされること。さらにはiPhoneをワイヤレスモデムとして使えるようにすること。
もう1つ、SafariをFlash対応にすることだね(Adobe社の開発意欲はあるようだが)。
スティーヴ・ジョブズさん、何とかしてよ。
一方、Google Mobile Appが日本でも提供され、やれやれやっと使えるようになったと感慨一入であったが、何と数日後の18日には早くもバージョンアップ(v0.3.142)。
今回はGoogle Mobileのサービス(GMail、Docs、Readerなど)へのアクセスがよりしやすくなったことの他、何と言っても米国内のみと思われていた音声によるキーワード入力ができるようになっている。
現在は北米英語のみに対応しているのだがいずれ他の言語でも可能になるようだ。
iPhoneを耳に当て言葉を話すと内蔵のマイクで音声をキャッチ、音声認識技術により解析を行い、検索用キーワードとして使用され、検索結果が表示されるというもの。
タッチパネルのキーボード操作よりもはるかに入力しやすいよね。
いずれ日本語にも対応するはず。
iPhone_Google APP
この音声認識そのものは決して新奇性があるわけではない。
ボクのカーナビにもこの機能がある。行き先検索、カーオーディオ操作なども音声で呼び出すことができる。
日本のケータイでも既に搭載されているのもあるようだ。
しかし何よりもGoogle検索に特化したことでの操作性の高さは大いに評価されて良いと思う。
Google Mobile Appの音声認識を可能にするiPhone 3G側のテクニカルな背景にはセンサーが関わっているのだが、簡単に説明すると‥‥。
iPhoneには様々なセンサーが搭載されている。

  • 加速度センサー:本体の動きに合わせ表示方向を縦、横に切り替えるというものだが、他にもこれはGoogle Earthでは3次元表現として用いられたり、iPhone固有のゲーム機能として活用されている。
  • 環境光センサー:置かれた環境の変化に合わせディスプレレーの照度を自動コントロール
  • 近接センサー:本体を耳に近づけると通話以外の電源をOFFにし、省電力とし、また操作ボタンへの誤接触を回避する。

Google Mobile Appの場合はこの近接センサーを利用してキーボード検索から自動的に音声認識モードに切り替わる、というものだ。
そこでさっそくボクも下手くそな発音で検索を掛けてみた。
画像がその結果だ。
iPhone_Google APP2
北米英語を音声認識の基準にしているというだけあって、それらしい発音をしてみると、ちゃんと認識してくれた。
「Black walnut」、「James Klenov」の2つ。
いろいろと試みているうちにこのアプリが落ち、またiPhone自体も落ちてしまった。
これはリセット(あるいは再起動)することで簡単に復帰してくれたが、ボクの下手くそな発音がiPhone側へ大きなダメージを与えてしまったものと受け止めた。
〈終わりに〉
しかし日本のケータイ事情は全く分からない者がiPhoneに関する機能について語るのは不適切かもしれないな、と言う後ろめたさがある。
意外にも記事にした内容はケータイ依存者には既知のことばかりだったりしてね。
しかしこれまでケータイ難民だったような者が、これほどまでに惹きつけられる何物かがあるのが、このiPhone G3だということは確かなようだ。
‥‥ということにしておこう。

《関連すると思われる記事》

                   
    

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.