工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

集塵ホースと電源ケーブルのハネムーン

昨今の電動工具は様々な進化を遂げつつありますが、作業者の健康面への配慮もその1つと言えるでしょう。
排出されるダストを極力環境に出さずに、コレクトしちゃおうという企みです。

私もFestool社のハンドルーターや、Dominoなどを導入する辺りから、これらに対応する集塵機を求め、クリーンな環境下で快適な木工作業に勤しんでいるところです。

さて、電動工具本体から集塵機へのアクセスは集塵ホースと電源コードという2つのラインが延伸されますが、その結果、それらが相互によじれ、あるいは絡まり、とてもスマートな状況にはほど遠くなりがちですね。

そこで、うちの集塵機はMakitaですが、探しますと同社から電源コードがホースと一体となったものが製品化されていることに気付き、さっそく導入したのです。

コードインホース

コードインホース

ところが、ダストがサンダーなどの作業で排出される粉塵状のものであれば問題ないのですが、ルーターやDominoのように、一定サイズのオガクズのようなものは残念ですがパイプ詰まりを起こしてしまいます。

なぜならば、集塵ホースの内部に電源コードを貫通させていますのでダストのスムースな搬送が困難になってしまうのです。
そればかりか、ホース入り口に何と板状のバリアのようなものがあるのです(画像参照)。
これでは集塵機本体のパワーを高めたとしても詰まるのは当然。

この問題に関しネットで確認すれば、販売店には多くのクレームが寄せられ、注意勧告されてもいるようです。
ようするに、私の購入前の確認が甘かったというわけです。

そこであらためて、集塵ホースの内部では無く、外部に電源コードを這わせ、一体化させることに。
調べてみれば、そうした要望に応えるネット状のホースカバーという製品があるのですね。

ただMakitaではなく、RYOBIからの販売です。

さっそくMakitaの27mm、2.5mのもの、および3mの電源延長コードとともに取り寄せ、一体化を施しました。

集塵ホース+ホースカバー

集塵ホース+電源ケーブル+ホースカバー


とても具合が良いです。

なお、因みにFestool社の電動工具の電源ケーブルのほとんど全ては本体から簡便に取り外しができる構造になっています。
刃物の交換の際の危険防止のためですね。

したがってFestool専用の集塵ホースとして活用するのであれば、そのままFestoolの電源ケーブルを用い、一体化すれば良いわけですが、他社の電動工具においてもこの集塵ホースを使い回しすることになりますのでそうもいかず、汎用品の電源ケーブルを使い一体化させました。
Festoolにおいては電源ケーブルの工具側先端部位を残しショートカットすることで、この一体化ホースに対応させたところです(Top画像がそれ)。

これでFestool社の電動工具とともに、他の全ての電動工具に対応できますね。

これでダストによるホース詰まりも無く、クリーンな環境での快適作業に専念できます。

hr

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